【導入事例付き】フィットネスジムが活用できる便利なシステムを紹介

【導入事例付き】フィットネスジムが活用できる便利なシステムを紹介

近年、フィットネスジムでは様々なシステムが導入されています。システムの活用は、予約、受付、会員管理などの業務を自動化することで、効率的な経営につながるだけではなく、オンライン講習など新たな事業に踏み込む機会にもなります。人々が安心して利用できる施設を整備するための1つの取り組みとして、今後は「フィットネスのDX化」を推進していくことが重要です。

この記事では、bizlyが厳選した「フィットネスジムの運営に便利なシステム」を解説しながら、実際に導入している企業を紹介します

入退館システム

入退館システムとは、会員が施設を利用する際や、利用を終了する際に発生するフロント受付業務を単純化するシステムです。さらに会員証情報と連携した正確な入場チェックで、会員のなりすまし連れ込みを防ぐことができます。

UNLIMITED EVOLVE FITNESS(アンリミテッド エボルブ フィットネス)「センサーゲート」

札幌市にあるフィットネスジム「UNLIMITED EVOLVE FITNESS(アンリミテッド エボルブ フィットネス)」では、システムギア株式会社のセンサーゲート(ADC-800)を導入しています。

会員は、個人用のICカードやICリストバンドを入場ゲートに読み込ませて開錠し、館内に設置されている自動券売機でチャージを行ったり、レンタル品やプロテインなどの引換券を購入し、施設を利用できます。スタッフの業務軽減とともに、駅のようにスムーズに通ることができるので、顧客の満足度向上にもつながります。

AZBL(アズブル)24「顔認証システム」

群馬県の24時間営業トレーニングジム「AZBL(アズブル)」では、株式会社セキュアが提供する「顔認証システム(SECURE FR)」を導入しています。

AZBL24ではオープン当初、カード認証による入退館管理を行っていましたが、カードの貸し借りによるなりすまし利用や、友人・家族の連れ込みが発生したことで、より精度の高い顔認証システムの導入を決定しました。

さらに、顔認証システムは、カード認証や指紋認証と異なり、端末に触れることなく入館することができるので、感染症対策としても有効です。

セルフチェックインシステム

セルフチェックインシステムとは、フィットネスジムなどで予約したレッスンに参加する際や特別会員限定のトレーニングルームに入る際に、会員自身で入場処理を行うシステムです。スタッフによるチェックイン業務を減らし、予約していない会員や一般会員がレッスンに紛れて参加してしまうことを防ぐことができます。

パーソナルトレーニングジム2PUMP(パンプ)「アプリを用いた入場管理」

熊本県にある「パーソナルトレーニングジム2PUMP(パンプ)」では、株式会社 Photosynth (フォトシンス)の管理システム「Akerun(アケルン)」を導入しており、会員は事前にインストールしたアプリを利用して、スマートフォンで鍵を開錠することができます。

画像引用元:Akerunホームページ

パーソナルトレーニングジム2PUMPが、Akerunを導入した目的は、通常のプログラムを終えた特別会員のみが利用できるトレーニングルームで、一般会員のなりすまし入場を防ぐことでした。カードでチェックインするタイプのシステムは、コスト面管理面に懸念がありますが、Akerunはドアに貼り付けるだけで設置が完了するので、少人数のスタッフで事務作業に時間をかけられないパーソナルトレーニングジムにとって、効率的に鍵の管理を行うことができます。

POSシステム

POSシステムとは「Point of Sale(販売時点情報管理)」の略称で、売上情報を集計・記録・分析して、そのデータを経営に活用するためのシステムです。

POSシステムでは売上データだけではなく、顧客情報在庫情報なども管理でき、「販売実績が把握しやすい」「商品の売れ行きや在庫の動向がわかりやすい」「会計時の業務効率が上がる」などの導入メリットがあります。

予約受付管理システム

予約受付管理システムとは、電話やメールなどから寄せられる予約受付業務を自動化し、顧客情報をまとめて分析するシステムです。予約だけではなく、クレジットカードの登録で、事前決済まで行えるシステムも多く、キャンセルにともなう金銭トラブルなども防ぐことができます。

最近はRESERVA(レゼルバ)のように、Zoom連携が導入されていたり多言語対応機能が導入されていたりと進化しています。

画像引用元:予約DX研究所

3M BODY DESIGN STUDIO(スリーエムボディデザインスタジオ)「クラウド型予約システム」

京都府にあるパーソナルジム「3M BODY DESIGN STUDIO(スリーエムボディデザインスタジオ)」では、クラウド型予約システム「RESERVA(レゼルバ)」を導入しています。RESERVAを利用した運営者の生の声を紹介します。

始めたばかりでも使いやすさを感じられて、セキュリティ対策も満足のいくものだったので安心して導入できましたね。

予約件数以外でも、予約の管理にかかる時間が削減されたりリピートするご利用者様が増えたりして、導入から10日くらいで効果を実感できました。

RESERVA活用事例|3M BODY DESIGN STUDIO

RESERVAなどの予約システムでは、24時間受付対応が可能になることで、新たな顧客の開拓、そして過去に来店した顧客の動向を分析できます。常連客に対する新たなサービスの展開などのターゲティングがかんたんになり、フィットネスをはじめとしたさまざまな運営・経営に効果的です。

画像引用元:RESERVA公式サイト

まとめ

今回は、実際に導入している企業を取り上げて、フィットネスで活用できる便利なシステムを紹介しました。

「システム」というと、社内から「コストがかかる」、「使い慣れるまでに時間がかかる」などといった不安の声が上がることもあります。しかし、「フィットネスジムのDX化」は、ジムの運営を効率的にするだけではなく、次第に、最新テクノロジーを用いた練習メニューの提供など、新たな顧客を獲得できる大きな可能性を秘めています。

システムサービスが増えている現状を契機として、まずはすぐに導入できるかんたんなシステムから、活用を検討してみてはいかがでしょうか。