メドメイン、病理組織標本における胃印環細胞癌の検出が可能なAIの開発に成功

メドメイン、病理組織標本における胃印環細胞癌の検出が可能なAIの開発に成功

【メドメイン株式会社】
デジタル病理診断支援ソリューション「PidPort」を提供するメドメイン(福岡県福岡市、代表: 飯塚 統)は、多施設共同研究により、Deep Learning(深層学習)を用いることで、胃の内視鏡生検病理組織デジタル標本において、印環細胞癌を検出する人工知能の開発に成功した。

印環細胞癌は、細胞質内に貯留した粘液が細胞核を辺縁に圧排する細胞形態が特徴的であり、癌細胞が印環のように見える。他の臓器と比較すると、胃に高頻度で発見される。

印環細胞癌の判別が可能となったことは、臨床診療的にも病理診断的にも大きな効果がある。なぜなら、本研究によって、今後の胃癌の人工知能解析においては癌細胞の有無を認識する単純な存在診断ではなく、癌が高分化型管状腺癌か印環細胞癌かを弁別し、組織型分類ごとにマッピングを塗り分けることが可能になると期待されるためである。

メドメインは、この開発に関する論文をTechnology in Cancer Research and Treatmentに投稿し、2021年6月30日に掲載された。今後、今回開発した人工知能モデルの精度は複数施設で検証する予定である。

メドメイン 公式サイト
https://medmain.com/

会社概要
会社名:メドメイン株式会社
代表者:飯塚統
設 立:2018年1月
所在地:〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂2-4−5 シャトレサクシーズ104
事業内容:医療ソフトウェア・クラウドサービスの企画・開発・運営および販売
資本金:11億9000万円(資本準備金を含む)