富士通、コロナ禍のスポーツイベントの安全運営と収益性向上に寄与

富士通、コロナ禍のスポーツイベントの安全運営と収益性向上に寄与

【富士通株式会社】
幅広い領域のプロダクト、サービス、ソリューションを提供する富士通(東京都港区、代表:時田隆仁)は、コロナ禍のスポーツイベントにおけるソーシャルディスタンスを保った安全運営と収益性向上の両立を目指し、組合せ最適化問題を高速に解く計算機アーキテクチャー「デジタルアニーラ」を用いたチケット販売システムの有効性検証を、2021年1月から2021年3月まで実施した。

コロナ禍では安全な距離や間隔を保つソーシャルディスタンスの基準を満たした上で、可能な限り観客が仲間と近い座席で観戦を楽しむことができる座席の割り当てを行う必要があり、既存システムで上記基準を満たす販売を行うと、チケット販売数が減少し大幅な収益低下を招くという課題があった。

この課題を解決するため、富士通のIAサーバ開発を行う富士通テクノロジー・ソリューションズは、複雑な組合せを高速に最適化できる「デジタルアニーラ」をオンラインチケット販売のシステムに活用することで、観客のニーズや地域ごとに定められたソーシャルディスタンスの基準に合わせて、チケット販売数を最大化できる座席の割り当てを素早く計算できることを検証し、有効性を確認した。

ドイツのベルリンオリンピックスタジアムにおける有効性検証では、地域が定めるコロナ禍のソーシャルディスタンスの基準を満たした上で、座席割り当て数を60%増やし、チケット収益の大幅増加が可能となることを確認した。現在、適用に向けて評価を行っている。

富士通公式サイト
https://www.fujitsu.com/jp/

会社概要
会社名:富士通株式会社
代表者:時田隆仁
設立:2006年7月26日
所在地:〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
事業内容:
・テクノロジーソリューション
・ユビキタスソリューション
・デバイスソリューション
資本金:3246億2500万円