長野信用金庫によると、信用金庫とは「かつて慢性的な不況で資金難に苦しんでいた地域の中小商工業者が会員となり、互いに助け合い、互いに発展しよう、という相互扶助の精神から設立された金融機関」と定義されています。銀行と同様に預金や貸付といった業務を担う機関ではありますが、株式会社である銀行は株主の利益を優先するのに対し、信用金庫は相互扶助を目的とした協同組織の金融機関であるため、利益第一主義ではなく会員や地域社会の利益を優先する点に大きな違いがあります。
このように、非常に公共性が高く地域社会の経済を支えている信用金庫ですが、一方でデジタル化の遅れや地方経済の縮小による収益の低下などの課題を抱えているのも現状です。こうした課題を解決する手段として注目されているのが、予約システムの導入です。予約受付をはじめとした業務全般の効率化やコスト削減など、さまざまなメリットをもたらします。そこで本記事では、国内でNo.1のシェアを誇る予約管理システム「RESERVA(レゼルバ)」を例に挙げ、信用金庫の来店予約における具体的なメリットや活用方法を詳しく解説します。

信用金庫が抱える課題
信用金庫を取り巻く課題として、以下の3点が挙げられます。
1.顧客データ管理の煩雑性
紙やExcelなどで予約情報をはじめとした顧客データの管理を行う場合、煩雑化してしまい職員に大きな負担がかかります。また、手動管理により、ダブルブッキングや記載ミスなどが起こる恐れがあり、顧客からの信用が何よりも重要である信用金庫においては、迅速な対処が求められる課題と言えます。
2.デジタル化推進の遅れ
金融機関という特性上、信用金庫は「情報漏洩やミスを防止する」という意識を強く持っています。これは、安定的な組織運営と顧客との信頼関係の構築および維持の上で大切なことではあるものの「これまでのやり方で大きな情報漏洩や問題が起こっていないのだから、それを変える必要はない」といったリスク回避思考から、従来のやり方を踏襲してしまいがちです。このような背景から、信用金庫においてデジタル化推進が遅れているという状況が見受けられます。
3.地方経済の縮小による収益の低下
信用金庫は地域に根差した経営体制を取っていますが、年々地域経済自体が縮小傾向にあります。地方の少子高齢化や人口減少、地元中小企業の後継者不足などにより、事業廃止や縮小が頻発し、信用供与先が急激に減少しています。このような中で、従来のやり方を続けているだけでは収益を上げるのが困難な状況になりつつあります。
信用金庫に予約システムを導入するメリット
信用金庫におけるさまざまな課題を解決するには、予約システムの活用がおすすめです。予約システム導入によるメリットについて、「RESERVA」を例に挙げて紹介します。
RESERVA予約システムの特徴
「RESERVA」は国内シェアトップクラスを誇るクラウド型予約システムです。導入数は35万社を超え、業界・業種問わず350社以上の業態で利用されています。
RESERVAは無料のフリープランから利用が可能で、最短3分でサイト作成できることから、予約システムの導入がはじめてであっても気軽に利用できます。
→RESERVA予約システムで作成された金融窓口予約のサンプルサイトはこちら

1.予約受付業務の自動化
RESERVA予約システムを導入することで、24時間いつでも自動で予約受付できるようになります。また、予約だけでなく、キャンセル対応や顧客管理、決済などあらゆる業務を自動化できるため、業務効率を大幅に向上できます。予約システムの導入により、顧客側も場所時間を問わずいつでもスマートフォンやパソコンから手軽に予約を行えるようになるため、双方に大きなメリットをもたらします。
2.効率的なデータ管理
予約システムを活用することにより、予約や顧客のデータは自動的に蓄積され、必要な情報があれば絞り込み表示で即座に確認可能です。また、顧客情報の新規登録や、すでに登録済みの顧客情報の編集ができます。これにより、予約システムと並行して電話による予約を受け付けていても、予約システム上に顧客情報を一元化できるため、データ管理が非常に容易になります。
3.コスト削減
予約システムにより、業務全般が効率化されるため、人件費を大幅に削減可能です。また、RESERVAであれば無料のフリープランが用意されており、どの料金プランであっても導入費用は一切かからないため、費用を抑えながら活用することが可能です。このように、なるべく費用をかけずに業務改善を行いたい信用金庫にとって、RESERVAは非常に効果的なツールと言えます。
信用金庫の来店予約に役立つRESERVAの機能
前述の例以外にも、RESERVAには便利な機能が多数搭載されています。その中でも特に信用金庫の運営に役立つ機能を厳選して紹介します。

1.キャンセル待ち
RESERVAのキャンセル待ち機能とは、満席の予約枠にキャンセルが生じた際に、キャンセル待ちをしている予約者に対して自動でメール通知を行える機能です。これにより、予約者は逐一予約状況を確認する手間が省け、職員もキャンセルが生じる度にお知らせの連絡を行う必要がなくなるため、双方にとってメリットがある機能です。
2.予約時アンケート
RESERVAの予約時アンケート機能により、事前アンケートを作成し、予約時に入力してもらうことができます。その結果、事前に顧客情報や要望を確認できるため、当日の受付から利用までの流れをスムーズにするとともに、ニーズに沿ったきめ細かなサービス提供につなげることが可能です。
3.多言語表示
信用金庫には外国人の顧客も訪れる場合があるため、外国語に対応した予約システムを用意できると、スムーズな予約体験の提供につながります。RESERVAには多言語設定機能が備わっており、英語、中国語(簡体/繁体)、韓国語、タイ語の5言語に自動翻訳することが可能です。これにより、外国語対応の予約システムを新たに用意する必要がなく、より幅広い顧客を取り込むことが可能になります。
4.準備時間設定
RESERVAの準備時間設定機能により、サービスの予約と予約の間に5分単位で準備時間を設けることができます。これにより、顧客対応が終わった後に、書類整理や次の顧客の情報を確認するといった時間が生まれるため、余裕をもって次の顧客対応に臨むことが可能です。その結果、サービスの質が向上し、顧客満足度向上につながります。
5.Zoom連携
オンラインで顧客対応を行えるようになると、全国に住む人が対象範囲になるため、顧客の幅を飛躍的に高められます。RESERVAにはZoom連携が搭載されており、オンライン予約が完了すると、自動でオンラインミーティングの作成と予約者に対して当日の参加URLの送信が行われます。かんたんにオンラインミーティングの準備ができるため、効率的な集客が実現します。
RESERVA導入事例
RESERVAが運営するWebメディア「予約DX研究所」では、実際に予約システムを導入した運営者の生の声が紹介されています。信用金庫での導入例は掲載されていませんが、その業態に近い法人やサービスでの活用事例が多数存在しています。

RESERVA導入後は、新規予約や予約確認の電話対応の件数が減少し、お客さまに来院から会計までストレスなく過ごしていただけるようになりました。
電話対応とは異なり、24時間365日いつでも予約を受け付けられるようになったため、予約件数が20%向上しました。また、当院のリピート客が増え、売り上げがアップした点も大きな変化です。これらの効果を導入後30日以内で実感できました。今後も新規顧客に加えてリピーターも増やしていきたいですね。
さらに予約時アンケートを作成して予約者の性別と都道府県を設定しています。例えば九州地方に住んでいて東京都の企業を志望している場合と、都内在住で都内の企業を志望する場合とでは、実際の面接で聞かれる質問が変わることが考えられます。そのため、就職面接時の材料になりそうな予約者の情報は任意のアンケート項目として聞けるように設定しています。今後は希望の業種や相談したいことなども事前に把握できるようにカスタマイズしたいです。
まとめ
今回は、信用金庫の来店予約におすすめの予約システムとして、RESERVAを紹介しました。
RESERVAは無料のフリープランであっても43の機能を利用でき、シンプルで操作がわかりやすいため、デジタルツールに不慣れな人にも使いやすいのが特徴です。予約システムの導入により、予約受付を自動化し、顧客の一元管理を実現できるため、業務全体の効率化に貢献します。さらに、予約時アンケート機能やZoom連携機能などを活用することで、顧客満足度向上や集客率向上にも役立ちます。
信用金庫の来店受付に予約システムの導入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。