【2024年版】モデルルーム内覧会におすすめの予約システム5選|各社機能を比較!

【2024年版】モデルルーム内覧会におすすめの予約システム5選|各社機能を比較!

2023年に国土交通省が発表している「建築着工統計調査報告」で、令和2年(2020年)は81万5,340戸であった新設住宅の総戸数は、令和4年(2022年)には85万9,529戸まで増加しました。新設住宅数において、新型コロナウイルス感染症が発症した2020年当初から上昇傾向にあります。

加えて、2022年の高級賃貸住宅マーケットに目を向けてみると、同年3月より入国制限の緩和に伴い、来日外国人による日本物件のニーズは格段に高まりました。特に1坪あたり3万円を超える坪単価の高級物件が対象となります。

このように日本国内における不動産の需要が上がることは、モデルルーム内覧会のスタッフにおける負担も大きくなります。本記事ではモデルルーム内覧会における課題、予約システムを導入するメリット、予約システムの選定ポイントについて詳しく解説します。

モデルルーム内覧会における課題

モデルルーム内覧会の運営において、予約システムを導入しなかった場合、さまざまな損失や負担を被ります。

内覧会後のフォローアップ

モデルルームの運営者が事前に来場者数を把握できていない場合、待ち時間が発生しやすくなります。これにより、顧客満足度や信頼性が低下することで、顧客獲得や物件の成約件数にも影響を及ぼす可能性があります。

また、モデルルームの内覧会後には、物件に関心を示した顧客との連絡やフォローアップの実施などの管理が煩雑となります。

顧客情報の把握

モデルルームの内覧会は、予約者の氏名、連絡先、希望日時、希望の物件条件など多岐にわたる情報の確認が必要です。来場者が物件やサービスに関する質問や疑問を抱いていても、当日の時間制限などによりモデルルームの運営者がそれらに十分に応えることが難しい場合があります。

外国人顧客とのやり取りの必要性

先述の通り、2022年初めより来日外国人から日本における高級賃貸住宅のニーズが高まったことにより、日本人以外の顧客とのやり取りをする必要性が発生しています。

そういった変化に対応せずにいることで発生しうる顧客の機会損失には注意が必要です。例えば、内覧会におけるウェブサイトの設定言語が日本語のみであると、日本語力が十分でない外国人のウェブサイト内での予約が難しくなります。

モデルルーム内覧会に予約システムを導入するメリット

さまざまなオペレーション上の問題を解消する対策の中でも、モデルルーム内覧会の効率化や顧客満足度の向上に貢献する方法の一つが予約システムの導入です。

24時間365日予約受付可能

モデルルーム内覧会の運営に予約システムが導入されることで、営業時間外のお問い合わせを受け付けられ、顧客獲得の幅を広げることが可能になります。

また、利用者自身で予約キャンセル、日時変更を行えるため、モデルルーム内覧会の運営効率も高められます。

顧客の細やかなニーズの可視化

予約システムの導入により、顧客の予約時に必要な情報を収集することができます。具体的には、来場者の氏名、連絡先、興味のある物件や希望条件などの情報を事前に把握でき、顧客データの収集・分析にもつなげられます。

モデルルーム内覧会の運営スタッフは、事前に顧客が興味持つ物件やサービスについての理解を深めることにより、パーソナライズした顧客対応が可能になります。

団体予約の実現化

モデルルームの内覧時には、予約者が家族や関係者など同伴するなど、複数人での予約を希望することがあります。予約システムでは、利用者が予約する際に複数人の予約設定が可能となり、このようなニーズにも応じられます。

また、予約可能人数の上限も設けられるため、運営状況に応じて当日の参加人数も調整できます。

顧客管理の効率化

予約システムの導入により、利用者の情報を自動でデータベース化して一括管理が行えるため、手入力による労力の削減や人為的ミスの防止にもつながります。

また、必要な顧客情報を加えられるため、適宜追加したい事柄がある場合にも柔軟に対応ができます。

日本に滞在中の外国人への対応

予約システムの管理画面を多言語で表記させることで、日本に滞在中の外国人でも情報アクセスが容易になります。近年のインバウンド需要も伴い、不動産市場における顧客の国籍も多様化しています。

日本に滞在中の外国人向けに母国語で予約できるにすることで、モデルルーム内覧会の運営や集客の効率化を図れます。

モデルルーム内覧会の予約システムの選定ポイント

適した機能があるか

予約管理システムはそれぞれ異なる機能を持っています。そのため、予約システムを導入する際は、モデルルーム内覧会の運営に合った機能を把握することが必要です。

モデルルーム内覧会の運営に適した機能
・団体予約設定機能
・予約リマインドメール機能
・メルマガ配信機能
・多言語設定機能

団体予約機能は、来場者が予約をするときに複数人分をまとめて予約できる機能を指します。予約リマインドメール機能は、利用者が内覧会の予約日を忘れて無断キャンセルにならないように、予約日の前日に確認のメールを自動で送信する機能です。本機能によって顧客側に内覧時間のリマインドができるため、当日の予約忘れ防止につなげられます。

また、メルマガ配信機能は、来場日程や限定イベントなど役立つ情報ををお知らせできる機能となります。多言語設定機能では、日本語のほかに英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、韓国語、タイ語の5カ国語に文言を自動・手動で翻訳を行え、日本に滞在中の外国人からの予約対応がスムーズにできます。

導入事例や無料プランがあるか

初めて予約システムを導入する際は、導入する予約システムの機能を使いこなせるかどうかの確認が必要です。このような場合に、導入事例や無料プランが役に立ちます。

予約システムの選択は、実際に利用しなければ使用感が伝わりにくいです。必要な機能がそろっているか、操作性はいいかなど、一度利用してみて確認することで各モデルルーム内覧会に合った予約システムを正しく判別できます。

費用が妥当か

予約システムの料金体制はさまざまで、予約システムは無料で利用できるものから、月々5万円以上かかるものまで、幅広い料金帯で存在しています。そのため、自分のモデルルーム内覧会に必要な機能と料金が見合っている予約システムを選ぶことが不可欠です。

また、プランが豊富な予約システムでは、モデルルーム内覧会に必要な機能だけを含んだプランを利用できる可能性が高まります。

サポート体制が充実しているか

各予約システムにおけるサポート体制も、見るべき重要なポイントです。はじめて予約システムを扱う際は特に、不明な点が多く存在します。システムを利用していくうえで出てくる疑問点や、操作上の不明点に対してのサポート体制が確立しているシステムを選択することがおすすめです。

マニュアルの有無やサポートデスクの営業時間、電話での対応が可能かどうかなどのバックアップ体制が整っていることは、安心して予約システムを扱うために求められます。

モデルルーム内覧会予約システム 5選

実際に、モデルルーム内覧会向けのサービスが充実している予約システムを5つ例に挙げて比較していきます。

RESERVA(レゼルバ)

画像引用元:RESERVA公式サイト

RESERVAは、業界屈指の人気を誇るクラウド型予約システムで、導入数は28万社以上、利用業態は350種類以上にのぼります。100種類以上の豊富な機能をそろえている点や、初期設定から利用開始まで最短3分という操作性の良さが高く評価されています。その上、フリープランを含めた料金プランや導入事例が豊富なため、使用感を確かめてから導入したといったモデルルーム内覧会の運営者におすすめです。

【モデルルーム内覧会にオススメのRESERVA機能】

まず、「顧客分析機能」です。この機能は、登録されている新規顧客数や累積顧客数を日別にグラフで集計できる機能です。潜在顧客となりうる層を分析ができて、効率的な経営につなげられます。

次に、「予約時アンケート機能」も搭載されています。当機能は、予約受付時に事前アンケートの入力を促す機能です。複数回答質問や記述式質問など多様な質問形式を備えているため、顧客の傾向やニーズを詳細に事前にヒアリングすることができます。

さらに、「キャンセル待ち機能」です。本機能は、対象予約枠のキャンセルが発生した際、キャンセル待ち申込者に通知メールを手動または自動配信する機能です。モデルルーム内覧会の運営者は、予約のキャンセル毎に、手動で通知メールを送る必要がなくなります。

【モデルルーム内覧会にオススメの機能】
・団体予約機能
・指名あり・指名なし予約設定機能
・オンラインカード決済機能
・メルマガ配信機能
・多言語設定機能
・予約リマインドメール機能
・キャンセル待ち機能
・予約時アンケート機能
・分析機能

→RESERVAの機能の詳細はこちら

【料金プラン・月額料金】(税込)

プラン名初期料金月額料金(年払い)
フリープラン0円0円
ブループラン0円3,520円
シルバープラン0円5,500円
ゴールドプラン0円11,000円
エンタープライズプラン0円22,000円
スイートププラン0円46,200円

→RESERVAの料金表の詳細はこちら

導入事例

【内覧会のサンプルサイト】

→RESERVAの内覧会のサンプルサイトはこちら

STORES(ストアーズ)

画像引用元:STORES公式サイト

STORES予約は、180種類以上の業種に対応し、累計導入社数は15万を超えている予約システムです。24時間スムーズな予約受付を実現できるのがシステムの特徴です。決済から顧客管理まで包括的な機能で注目されています。

また、STORES予約は、ネット予約やメルマガ機能などの基本的な機能の利用が可能です。さらに、導入費用が無料のため、使用感を試してから有料プランの導入を検討することができます。

【モデルルーム内覧会にオススメの機能】
・グループ予約受付機能
・予約受付停止機能
・アンケートカスタマイズ機能
・分析機能
・予約メモ機能

→STORESの機能の詳細はこちら

【料金プラン・月額料金】(税込)

プラン名初期料金月額料金
フリープラン0円0円
スモールプラン0円12,980円
チームプラン0円22,880円
ビジネスプラン0円31,790円
エンタープライズプラン0円77,000円

→STORESの料金表の詳細はこちら

ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)

画像引用元:ChoiceRESERVE公式サイト

ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)は、2010年にサービス開始して以来、大手企業から中小企業まで4,000件を超える導入実績を持つ予約システムです。当予約システムは、サービス開始時から積み上げてきた実績を活かし、利用者のニーズに合わせた最適なパッケージを提案しています。200種類を超える業種に対応しており、モデルルーム内覧会での運用も可能です。

【モデルルーム内覧会にオススメの機能】
・予約管理カレンダー機能
・自動配信メール機能
・データの計測・分析機能
・セキュリティの強化

→ChoiceRESERVEの機能の詳細はこちら

【料金プラン・月額料金】(税込)

プラン名初期料金月額料金
Aコース33,000円22,000円
Bコース33,000円44,000円
Cコース33,000円88,000円
Dコース33,000円176,000円
Enterprise33,000円要問合せ

→ChoiceRESERVEの料金表の詳細はこちら

EDISONE(エジソン)予約

画像引用元:EDISONE公式サイ

EDISONE予約はクラウドで利用できるWeb予約システムです。さまざまな業種、店舗の規模に対応しており、無料から利用できます。予約システムに必要な基本的な機能が搭載されており、有料プランではオンライン決済や複数の施設運営にも対応しています。

【モデルルーム内覧会にオススメの機能】
・ホームページ機能
・多言語対応機能
・スタッフのシフト管理機能
・レスポンシブ対応

→EDISONEの機能の詳細はこちら

【料金プラン・月額料金】(税込み)

プラン名初期費用月額料金
フリー0円0円
エントリー0円528円
ステップ0円1,078円
ライト0円2,178円
ベーシック0円5,478円
アドバンス0円10,780円

→EDISONEの料金表の詳細はこちら

リザエン

画像引用元:リザエン公式サイ

リザエンは、200業種以上の幅広いシーンに対応可能なSaaS型予約管理システムです。サーバーの24時間365日監視・運用体制などによるセキュリティ性の高さから、自治体・官公庁、大学等学校法人、グローバル企業など、幅広く活用されています。

エンタープライズ版では個別カスタマイズに対応しているため、モデルルーム内覧会にも適した機能を追加できます。

【モデルルーム内覧会にオススメの機能】
・キャンセル待ち機能
・利用開始/終了リマインダー機能
・予約サイトを準備する機能
・集計・分析機能

→リザエンの機能の詳細はこちら

【料金プラン・月額料金】(税別)

プラン名初期費用月額利用料
ビジネス版25,000円15,000円~
エンタープライズ版(カスタムプラン)100,000円28,500円~
エンタープライズ版(エクスパンドプラン)200,000円+サーバー初期費用30,000円~+サーバー利用月額

→リザエンの料金表の詳細はこちら

まとめ

今回は、モデルルーム内覧会におすすめな予約システムを5つ比較しました。

モデルルーム内覧会での予約システム導入は、予約対応のスムーズ化、待ち時間の短縮、顧客フォローアップの効率化など様々なメリットがあります。運営者の希望する機能や予算と照らし合わせて、最適な予約システムを選択することが重要です。モデルルーム内覧会に予約システムを導入するか迷っている方はぜひ、本記事を参考にしてみてください。