近年、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響によるアウトドアゴルフ練習場の閉鎖、機器・オペレーションシステムの進化により、インドアゴルフ練習場は増加傾向にあります。その一方で、ゴルフ人口は減少しているため、現在のインドアゴルフ練習場は顧客獲得が難しい状況に置かれています。
そうした状況下で、インドアゴルフ練習場が顧客獲得を促進するために有効な施策が、予約システムの導入です。
本記事では、ゴルフ業界の現状やインドアゴルフ練習場へ予約システム導入をすることで得られるメリット、選定する際のポイントを解説します。そして、インドアゴルフ練習場向けの予約システムを5つ紹介します。
ゴルフ業界の現状
公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)の調査によると、2023年度における全国のゴルフ練習場の施設数は、アウトドアゴルフ練習場が42か所減少したのに対して、インドアゴルフ練習場は241か所増加しました。
一方で、日本のゴルフ人口は下落傾向にあります。笹川スポーツ財団の調査によると、2022年度におけるゴルフの推計人口は856万人であり、2000年度の1,332万人から2年間で476万人も低減しました。現在のゴルフ業界の状況下で、インドアゴルフ練習場の経営を成功させるためには、限られた顧客を獲得することが求められます。
インドアゴルフ練習場における顧客獲得に有用な施策が、予約システムの導入です。予約システムを導入することで、顧客満足度の向上や業務の効率化などさまざまなメリットが得られます。
インドアゴルフ練習場に予約システムを導入するメリット
ここでは、インドアゴルフ練習場に予約システムを導入するメリットを詳しく解説します。
一元管理による業務効率化
電話やメールなどといった従来の受付方法の場合、インドアゴルフ練習場は、受付対応のためのスタッフを配置し、予約管理業務を人の手で行う必要がありました。
インドアゴルフ練習場に予約システムを導入することで、予約情報のみならず、顧客情報も一元で自動管理します。そのほかにも、キャンセルや予約日時の変更、メニューやコースの選択なども、オンラインによる自動受付が可能です。
顧客満足度の向上
予約システムは顧客満足度を向上させる重要な役割を果たします。
予約システムは24時間365日、営業時間外でも予約を自動で受け付けるため、顧客はいつでも自由に予約できます。また、予約確認メールやキャンセル待ちなど、予約システムに搭載されている機能の多くは、予約受付時の利便性の向上に効果的です。
予約システムの導入により得た高い顧客満足度は、リピート顧客の増加や口コミによる新規顧客の獲得につなげられます。
事前決済によるキャンセル防止
予約システムにオンライン決済機能が搭載されている場合、顧客利便性が向上するだけでなく、無断キャンセルを減少できます。
オンラインでの予約は手軽な反面、無断キャンセルのハードルも低くなります。その上、顧客が施設の予約をしたことを忘れる場合も少なくありません。利用者が事前に利用料の支払いを済ませている場合、当日の施設利用をしようと思いやすくなるため、予約日当日の無断キャンセルを減らせます。
マーケティングの強化
予約システムに累積されたデータを分析することで、顧客の傾向を把握し、マーケティングを強化できます。
予約システムは、顧客属性や予約時間帯、キャンセル率など、マーケティングに役立つさまざまなデータを蓄積しています。予約傾向や顧客の特徴を分析することで、より効果的なプロモーションの実施や、マーケティングの投資収益率の向上が可能です。このように、予約システムの導入は、マーケティング活動の効率化にも大きく貢献します。
インドアゴルフ練習場の予約システム選定ポイント
予約システムはさまざまな種類が存在しており、それぞれ特徴が異なります。そのため、予約システムを導入する際には、自身の施設に合った予約システムの判別が不可欠です。ここでは、インドアゴルフ練習場が予約システムを選ぶ際のポイントを紹介します。
適した機能を搭載しているか
まず最初に、インドアゴルフ練習場に適した機能を搭載しているかを確認する必要があります。インドアゴルフ練習場の運営に当たって、以下の機能を持った予約システムを導入することがおすすめです。
- 空き状況一覧機能
予約サイトのトップ画面から、全メニューの空き状況を確認できる機能 - リマインドメール機能
予約が完了した顧客に予約状況の再確認通知を配信する機能 - 自動決済機能
オンライン予約時にクレジットカードなどで決済できる機能 - キャンセル待ち機能
予約枠が埋まっている場合にキャンセル待ちでの予約が可能になる機能 - オプション機能
追加のサービスや予約当日に貸し出す備品を設定できる機能
これらの5つの機能は、インドアゴルフ練習場の予約受付を大幅に円滑化します。
導入事例や無料プランは豊富か
予約システムはそれぞれに特徴があり、自身の施設に合ったものを正しく見極める必要があります。その際に役立つのが、導入事例や無料プランです。
必要な機能が揃っている予約システムでも、操作性が不十分なであることや、デザインが施設に合っていない場合などがあります。インドアゴルフ練習場の導入事例が豊富な場合、実際に活用している施設のリアルな声を聞くことが可能です。また、無料プランがあるとお試しで活用できるため、実際の操作間を確かめられます。
数ある予約システムの中から、自身の施設に合った予約システムを正しく判別するために、導入事例や無料プランが豊富なものを選ぶのがおすすめです。
費用が妥当か
施設に適した予約システムを見極めても、費用が妥当でない場合、費用対効果が悪くなります。
予約システムは、無料で利用できるものから、月々5万円以上かかるものまで、幅広い料金体で存在します。そのため、その中から自身の施設にとって、費用対効果の良い予約システムを選ぶ必要があります。
料金プランが豊富な予約システムだと、自身の施設に合ったプランが存在する可能性が高いです。
インドアゴルフ練習場向け予約システム5社を比較
1.RESERVA(レゼルバ)
RESERVAは、業界屈指の人気を誇るクラウド型予約システムで、導入数は予約システムシェア国内トップクラスの30万社以上、利用業態は350種類以上にのぼります。100種類以上の豊富な機能をそろえている点や、初期設定から利用開始まで最短3分という操作性の良さが、利用者から高く評価されており、操作に不安がある人や高齢な施設運営者でもかんたんに導入することが可能です。
また、RESERVAは、永久無料で利用できるフリープランから豊富な機能を利用できます。そのため、初期費用を抑え、使用感を確かめてから使いたい場合のインドアゴルフ練習場にもおすすめです。
>>予約管理の負担より上達のサポートを。ゴルフスクールにおすすめの予約システムRESERVA
【インドアゴルフ練習場におすすめのRESERVAの機能】
・空き状況一覧機能
・予約リマインドメール機能
・オンラインカード決済機能
・キャンセル待ち機能
・オプション機能
・団体予約機能
・複数料金設定機能
・メルマガ配信機能
・多言語設定機能
・クーポン機能
・予約時アンケート機能
→RESERVAの機能の詳細はこちら
【価格・月額料金】(税込)
プラン名 | 初期料金 | 月額料金(年払い) |
フリープラン | 0円 | 0円 |
ブループラン | 0円 | 3,520円 |
シルバープラン | 0円 | 5,500円 |
ゴールドプラン | 0円 | 11,000円 |
エンタープライズプラン | 0円 | 22,000円 |
スイートププラン | 0円 | 46,200円 |
→RESERVAの料金表・機能の詳細はこちら
【導入事例】
→RESERVAの導入事例はこちら
【インドアゴルフゴルフのサンプルサイト】
→RESERVAのインドアゴルフゴルフのサンプルサイトはこちら
2.Lメンバーズカード
Lメンバーズカードは、会員登録や会員証の提示をスムーズにし、多くの業種に対応する拡張機能を搭載しているデジタル会員証アプリです。
スマホアプリのインストールや面倒なログイン作業が不要で、LINEを活用することで会員証・ポイントカードを提示できます。また、豊富な拡張機能により、自社で必要な機能のみインストールすることで、会員証のミニアプリ上で予約機能や決済機能を追加することが可能です。
【インドアゴルフ練習場におすすめのLメンバーズカードの機能】
・会員ランク機能
・クーポン機能
・スマートロック連携機能
・カレンダー予約機能
→Lメンバーズカードの機能の詳細はこちら
【価格・月額料金】(税込)
プラン名 | 初期料金 | 月額料金 |
スタンダートプラン | 50,000円 | 9,800円 |
→Lメンバーズカードの料金表の詳細はこちら
3.Smart Hello(スマートハロー)
Smart Helloは、会員制施設の業務をトータルサポートする会員管理システムです。このシステムを導入することで、受付業務をはじめ、予約管理や来場業務など、会員制施設の運営業務を一元化できます。多店舗管理のための機能も充実しているため、全国に展開している大規模なインドアゴルフ練習場への導入にも役立ちます。
【インドアゴルフ練習場におすすめのSmarat Helloの機能】
・POS機能
・電子錠/スマートロック連携機能
・受講位置選択機能
→Smart Helloの機能の詳細はこちら
【価格・月額料金】(税込)
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 |
要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
→Smart Helloの問合せ方法はこちら
4.hacomono(ハコモノ)
hacomonoは、フィットネスクラブやインドアゴルフ、24hジムなどの店舗運営に必要な機能を網羅した会員管理(CRM)・予約・決済システムです。システム内で顧客の利用動向をデータとして蓄積でき、それを分析に活用することで、顧客ニーズに合わせたプログラム開発ができます。また、オンラインレッスンの導入、デジタルクーポンの発行など、スポーツ施設運営に関わる多くの業務の効率化につなげられます。
【インドアゴルフ練習場におすすめのhacomonoの機能】
・自動再決済機能
・回数券機能
・LINE連携機能
・入退館・鍵管理機能
→hacomonoの機能の詳細はこちら
【価格・月額料金】(税込)
プラン名 | 初期費用 | 月額料金(1店舗当たり) |
基本プラン | 165,000円 | 38,500円 |
→hacomonoの料金表はこちら
5.EiPrO(エイプロ)
EIPrOは、予約管や顧客管理を一元化する予約システムです。サービス単位で予約フォームを作成可能で、既存のホームページにも簡単に組み込める手軽さが特徴となります。24時間の予約受付はもちろん、サービス単位での顧客管理や自動返信メール、リマインダーメールなどにも対応しています。この予約システムを導入することで、インドアゴルフ練習場の顧客サービスや業務効率、売上につなげられます。
【インドアゴルフ練習場におすすめのEiPrOの機能】
・キャンセルポリシー機能
・キャンセル待ち機能
・リマインダーメール機能
・翻訳機能
→EiProの機能の詳細はこちら
【価格・月額料金】(税込)
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 |
ネオ | 0円 | 7,700円 |
プロ | 0円 | 14,300円 |
→EiProの料金表はこちら
まとめ
本記事では、インドアゴルフ練習場におすすめの予約システムを5つ紹介しました。
予約システムを導入することで、予約に関する業務を効率化できます。スタッフの負担が軽減されるだけでなく、顧客の利便性も向上します。予約サイトによって搭載している機能や導入費用は異なるため、自身のインドアゴルフ練習場に合った予約システムを判別しなければなりません。
インドアゴルフ練習場に予約システムを導入するか迷っている方はぜひ、本記事を参考にしてみてください。