株式会社クラウドワークスが開発したクラウド型プロジェクト管理サービス「クラウドログ」について調査を行いました。本記事では、調査に基づいた徹底解説をします。
そもそもプロジェクト管理サービスとは何なのか?という疑問を解消し、「クラウドログ」という名前の意味理解するだけでも本サービスに対する根本的な理解度が変わってきます。
そのため、本記事では「プロジェクト管理サービス」の詳細と「クラウドログ」という言葉の解説から行います。
クラウドログが提供するサービスの定義
プロジェクト管理
プロジェクト管理とは、目的達成のために構築する計画(プロジェクト)全体を管理することをいいます。
プロジェクト管理を行うことができるツールには、プロジェクトを進行・管理を効率良く行うためのスケジューリング機能や共有機能、課題の進捗管理機能やアラート機能などが搭載されています。
これらの機能により、プロジェクト管理の際のコストの削減やデータの一元管理による管理効率の向上、これまでのノウハウの蓄積と活用を行うことなどができるようになります。
クラウドラグの意味
「クラウドログ」は、「クラウド」と「ログ」という単語に分けられます。
「クラウド」とは、ユーザーがインフラやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方のことです。つまり、パソコンなどの媒体にソフトウェアをインストールしていなくても、ブラウザを通して利用可能なサービスのことを言います。クラウド上で利用するサービスは、どの媒体からでも利用可能なため、出先でも作業を行うことができます。
「ログ」とは、コンピュータの利用状況やデータ通信など、履歴や情報の記録を取る事、またその記録を指します。例えば、操作やデータの送受信が行われた日時や内容、データの中身などが記録されることをいいます。
「クラウドログ」について
「クラウドログ」という言葉から、そのサービスが「ブラウザ上からログインでき、かつ情報の記録を行うことができるもの」であることがわかりました。
では、クラウドサービスはプロジェクト管理において具体的にどのようなサービスを提供しているのでしょうか。サービスの概要や特徴、料金について説明していきます。
サービス概要
「クラウドログ」ホームページの情報によると、本サービスはクラウド型工数管理・プロジェクト管理ツールを提供するサービスで、工数からプロジェクトの損益を自動で見える化することができます。
サービス特徴
料金
14日間の無料期間があり、いずれのプランの初期費用0円で始めることができます。
ベーシックプラン | プレミアムプラン |
50,000円~/月 | 100,000円~/月 |
機能
クラウドログのホームページにて、代表される機能として紹介されている8つを簡潔に紹介します。
タイムシート
ドラッグ&ドロップで簡単に入力が可能です。毎日ほんのわずかな時間で無理なく登録でき、入力者の負荷を軽減します。
プロジェクト
空き工数状況をリアルタイムに把握することができ、新規案件にアサイン可能なメンバーを素早く見つけることができます。
ガントチャート
Web画面上で、ドラッグ&ドロップでかんたんにガントチャートの作成を行うことができます。タスクの作成だけでなく、タスク同士の依存関係の設定・タスクグループの作成・マイルストーンの設定といった、ガントチャートに必要な機能を備えています。
レポート
レポートには、売上・原価・工数原価・損益・損益率等の各種レポートが準備されており、グラフと数値の両方で予実の比較ができるようになっています。
勤怠管理
クラウドサービスのため、リアルタイムに打刻時間、労働時間、残業時間等の把握が可能です。部署や役職といった切り口での集計も可能です。
多言語対応
日本語、英語、中国語(簡体字)での表記が可能です。海外事業所の現地スタッフもすぐに利用できます。
管理機能
クラウドログでは、組織の規模や業種を問わず、詳細な工数管理に必要な設定を行うことができます。
外部連携
IDaaS (Azure Active Directory や OneLogin など)に クラウドログ を登録することで、クラウドログ にシングルサインオンが可能になります。SAML認証でログイン画面が不要になるだけでなく、セキュリティレベルを高めることができます。
導入事例
ITにおける導入事例のうちの1つに、アットホーム株式会社があります。クラウドワークスがアットホームに行ったインタビューを参考に導入事例について説明します。
導入前のプロジェクト管理
工数の管理はExcelにて行い、端数までを緻密に計算していましたが、100人ほどのスタッフごとに作成した約100ファイルの集計をしなければならず、担当者が1人専任で作業を行っている状況でした。月次で締めて上長がチェックした後、集計作業に1日を費やしていたうえ、準備作業に2~3日要していました。
導入後のプロジェクト管理
必要なデータのアウトプットや、工数管理システムの導入による業務の効率化をすることが可能となり、クラウドログを取り入れる以前は集計に1日かけていたのが、月初の第1営業日の朝9時30分に締めて、13時30分には書類準備が完了し、承認印を押せるほどスピーディーになりました。
集計作業の効率化だけでなく、担当者の名前を検索し、タイムシートをワンクリックするだけで、その日の作業内容をすぐに見ることができるようになりました。予算の稼働状況も把握できるため、稼働時間が予算よりも大幅に超過しているときには、工数を締める前に把握できることもメリットです。
製品詳細情報
クラウドログに関する詳しい情報は以下サイトから確認ください。
まとめ
今回はhttps://bizly.jp/news-subsidy-210825-1/ニュース記事で取り上げたSaaS事業者向けプロジェクト管理サービス「クラウドログ」について、言葉の意味から特徴、導入事例まで徹底的に解説しました。
Excelなどを利用してプロジェクト管理を行うよりも、クラウドログをはじめとした管理ツールを利用したほうが、集計管理だけでなく、一人ひとりの動きの把握、そして予算の稼働状況も確認することができるようになります。
クラウドログのようなプロジェクト管理ツールを利用することで業務効率化を図り、会社の成長に繋げましょう。