新型コロナウィルスの影響もあり、営業活動においてフィールドセールスよりも電話やメール、ビデオツールを活用したインサイドセールスへの需要が増しています。
株式会社インターパークの調査によると、「顧客へのアプローチ状況を75%以上履歴に残し、社内で情報共有ができている営業職」の割合は、インサイドセールスを導入している企業は未導入の企業と比べ、約1.9倍も情報共有ができていることがわかっています。
さらに、「インサイドセールスで集めた情報を活用し、受注につなげている」とした営業職の61.8%が、「顧客へのアプローチ状況を75%以上履歴に残し、社内での情報共有ができている」と回答しています。
(参考:テレワーク実施状況と今後のテレワーク実施意向に関する実態調査)
つまり、インサイドセールスを導入して顧客との接点を増やし、加えてインサイドセールスで得た情報を社内で共有して活用することで受注率が格段に向上する、ということです。
しかし、「インサイドセールスのノウハウがない」「リードが多く、社内だけではお客様対応しきれない」「インサイドセールスとの連携が上手く取れない」という方も多いのではないでしょうか。
インサイドセールス代行を利用することで、それらの課題は解決されます。
この記事では
・インサイドセールスとは
・インサイドセールスとテレアポの違い
・インサイドセールス代行利用のメリット
・インサイドセールス代行の選び方
・おすすめインサイドセールス代行3社比較
について紹介していきます。
インサイドセールスとは
インサイドセールスとは、直接お客様と顔を合わせるのではなく、電話やメール、DMなどを使い、顧客や見込み客にアプローチする内勤の営業活動を言います。
インサイドセールスには2種類あります。1つ目は反響型営業、2つ目は新規開拓型営業です。反響型営業はすでに問い合わせなどがあり、購入意欲が高い顕在層へのアプローチを図ります。新規開拓型営業はその名の通り、潜在層へ自社の商品やサービスを認知してもらうためのアプローチを図るものです。
インサイドセールスとテレアポの違い
インサイドセールスの業務内容の中に、テレアポと業務内容が被るものもありますが、インサイドセールスとテレアポは「目的」「役割」2つの点で異なるものです。以下、詳しくご説明します。
1. 目的
テレアポの主たる目的が「アポ獲得」であるのに対し、インサイドセールスの主な目的は「見込み顧客の育成」です。
最終的には受注を取ることを求められますが、目的はあくまで「見込み客の育成」であるため、長くお客様と信頼関係を維持する必要があり、それに伴って「対応の質」が何よりも重視されます。
2. 役割
テレアポが社内で担う役割は、「アポの件数を増やすこと」です。一方、インサイドセールスの役割は明確には定められていません。
お客様の課題をヒヤリングし解決策が提案できているか、見込み客をどれだけ増やせたか、商談の機会を増やせたかなど、企業によって役割が変わることが、インサイドセールスの特徴です。
インサイドセールス代行とは
インサイドセールス代行とは、その名の通り上記インサイドセールスの仕事を代行してくれるサービスです。
代行を請け負ってもらえる業務範囲には大きく3種類あります。1つ目は新規のお客様とコネクトを持つことをメインとする「リードジェネレーション代行」、2つ目は見込み客を購入へつなげる「リードナーチャリング代行」、3つ目はマーケティングからアポ獲得まで、すべてを担ってくれる「クロージング代行」です。
インサイドセールス代行利用のメリット
1. 受注率の向上
インサイドセールス代行を利用することで、今まで手が回らずアプローチできていなかった過去の見込み客へのアプローチが容易になります。
また、インサイドセールス代行がすぐにお客様対応を行ってくれることで「今までお問い合わせ対応がすぐに行えずお客様の購入意欲が下がってしまっていた」「リードのフォローまでに時間がかかり、お客様満足度が上がらない」といった課題が解決され、新規受注やリピート率向上につながります。
2. 営業効率の向上
インサイドセールスのプロフェッショナルであるスタッフが対応してくれるため、質が高いながらも、少人数で素早く顧客対応をこなしてもらえます。そのため、ノウハウがない中社内でインサイドセールスを行っていた時よりも効率よく営業活動を行うことが可能です。
今までインサイドセールスを行っていなかった企業も、インサイドセール代行を利用することで営業活動が分業化されるため、営業効率化につながります。
3. 顧客情報の分析や共有が容易
インサイドセールス代行の中には、お客様の情報を蓄積してくれたり、分析・改善を行い、レポートにまとめ自社に共有してくれるものもあります。
これらのサービスは、見込み客を増やすこと、そして商談の際にも役に立ちます。
インサイドセールス代行の選び方
1. 代行を依頼する業務内容を明確に
「インサイドセールス代行とは」の項目で紹介した業務範囲3種類のうち、どの部分を代行業者に依頼したいかを明確にしましょう。
明確にすることで、代行業者を探しやすくなるのはもちろんのこと、予算についても検討しやすくなります。
2. 対応力の質
せっかく代行を依頼しても、対応の質が低いサービスであったら、お客様からの信頼もなくなってしまいます。
スタッフ対応の質が評判高いインサイドセールス代行を選定することをおすすめします。加えて、自社の商材や業界を理解し、それに沿った対応を行ってもらえるかにも注目です。
3. 料金
できるだけコスト抑え、自社にとって効果の高いインサイドセールス代行を選定しましょう。
代行業者のチェック項目としては、
・初期費用があるか
・固定料金か成功報酬型料金か
・他社と比べてサービスの質と料金が見合っているか
・最低依頼日数やそれに伴った料金体系はどんなものか
自社のチェック項目としては、
・どの程度の期間依頼したいか
・任せたい業務の料金はどの程度か
・リード数はどのくらいあるか
などが挙げられます。
おすすめインサイドセールス代行3社比較
SORAプロジェクト
特徴 | ・スタッフは平均3年以上の経験者 ・約700万社の経験に基づいた戦略提案 ・クライアントの商品への十分な理解力 ・業界平均よりも圧倒的に高いアポ率 ・質の高いサービスを提供しながらも低コスト |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ お見積もりはSORAプロジェクト公式サイトよりお問い合わせください。 |
ビートレード・パートナーズ
特徴 | ・クライアント毎に特化したサービス提供 ・専門的な分野でも依頼可能 ・新規顧客開拓に強み ・独自手法で見込み客を育成 ・営業支援を包括的に行う |
初期費用 | 0円 |
利用料金 | 展示会を活用した新規開拓:200,000円~ 新規クライアント開拓:300,000円~ 見込み顧客の掘り起こし:650,000円~ お見積もりはビートレード・パートナーズ公式サイトよりお問い合わせください。 |
アース・リンク
特徴 | ・1,500社以上の実績 ・各々の要望に応じたメニューを選択可能 ・データを蓄積、業務内製化のためのデータ引継ぎ可能 ・扱っている商材に適したスタッフを配置 ・リスケ防止など細かい作業までカバー ・データに基づいた定例MTG |
初期費用 | 要問合せ |
利用料金 | 要問合せ お見積もりはアース・リンク公式サイトよりお問い合わせください。 |
まとめ
今回はインサイドセールスとは、テレアポとの違い、インサイドセールス代行についての解説、利用のメリットや選び方、そしておすすめインサイドセールス代行3社比較について紹介しました。
パーソナルキャリア株式会社が運営する転職サービスのdodaが行った「”新しい時代に求められる営業職”に関する調査」によると、2019年1月から2年半でインサイドセールス・カスタマーサクセスの求人数は約7.4倍も増加していることが分かっています。このことから、インサイドセールスの需要は着々と増していくと言えるでしょう。
(参考:コロナによって変わった!?新しい時代に求められる営業職の求人特集)
しかし、自社で新たに人材を雇ったりノウハウを培うよりも、採用にかかる費用や給与、ノウハウの蓄積にかかる時間を考慮すると、インサイドセールス代行を利用したほうが低コストですぐにインサイドセールスの効果を実感できます。
ぜひ本記事を参考にインサイドセールス代行の利用を検討し、企業の成長につなげてください。