自社採用サイト構築の専用CMS徹底比較5選|費用・特徴・注意すべき点

自社採用サイト構築の専用CMS徹底比較5選|費用・特徴・注意すべき点

「大手求人サイトに求人票を出しているのに求職者からの応募が来ない」「求人サイトへの掲載だけでは自社の魅力を伝えきれていない気がする」と感じている人は多く、特に大手求人サイトには、1万件以上の企業が求人情報を掲載しているため、求職者へ企業の情報が届いていない可能性も大いにあります。

このような求職者の取り合いの中で、優秀な社員を確保する大きなポイントとなるのが、自社採用サイトの構築です。ほとんどの求職者は、求人サイトで興味のある企業を見つけた場合、企業採用サイトを訪れます。そこで、社員のインタビューや会社の雰囲気などを確認してから応募をするかどうか考えることになります。

採用サイトを持っていないだけで、興味を持った求職者を手放すことと等しくなるでしょう。サイトを作成する技術がなくても、採用サイトをかんたんに作成できるサービスがあります。それが、採用サイト専用のCMSパッケージです。

この記事では、自社採用サイトを持つことのメリットやデメリット、採用サイト構築CMSパッケージを選ぶポイントやサービスについて紹介していきます。

採用サイトCMSパッケージとは

採用サイトの制作に特化したサービスです。CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ管理システム)」の略で、サイト作成を一元的に管理してくれるシステムを意味します。採用サイト専用CMSでは、求職者に見えるサイトのデザインの他に、求人者への認知・応募までが組み込まれているシステムです。

自社採用サイトを持つメリット

・優秀な人材の確保
・作成した文章を再利用できる
・採用業務の効率化
・自社サイトを訪れた人のデータが取れる

優秀な人材の獲得

多くの企業では、求人をする際に大手求人サイトなどを利用します。大手求人サイトでは、求職者の認知度が高いので自社を見つけてもらう確率も上がります。しかし、大手求人サイトの単調的な掲載だけでは、自社の魅力を思うように伝えることは難しいです。

求人者は大手サイトで発見した気になる企業の採用サイトを検索して、企業の雰囲気などを確認する人がほとんどです。その際に、採用サイトを作成していないと、企業への興味が薄れ、応募につながる確率が下がります。

他社には無い自社の魅力を思う存分伝え、入社後のミスマッチがない優秀な人材を獲得するためには、求人サイトの作成が必要です。

作成した文章を再利用できる

多くの企業では、採用サイトを作成と同時並行で、大手求人サイトへの掲載をします。採用サイトだけ作成しても、求職者へ届かないことが原因です。この際に、自社の採用サイトへ掲載している文章をほかの求人サイトで再利用することができるため、業務の効率性につながります。

採用業務の効率化

新卒採用のように余裕を持って採用活動をする場合ではなく、急遽人員が必要となった場合、自社の採用サイトへ求人内容を載せることで、スピーディーに採用活動を行うことができます。

自社サイトを訪れた人のデータが取れる

大手求人サイトへの掲載では、自社のプロフィールや説明文を求職者に見られているのか確認することができません。しかし、自社で採用サイトを作成することによって、求職者に魅力的に映っているのかを分析できます。訪問者がいるのに応募がないといったときは、サイトの設計や説明している文章に問題がある場合も考えられ、変更・修正して試すことも可能で、採用コストの削減につながります。

自社採用サイトを持つデメリット

時間やお金がかかる 

無料で利用可能なサービスもありますが、満足のいく結果を出すためには有料のサービスを利用することも視野に入れましょう。また、導入後には操作方法などに慣れる必要もあり、時間やお金はかかります。

しかし、長期的に見た場合には、コスト面でも効率面でもプラスに働くことになります。

採用専用のCMSサービスを利用するメリット

・専門知識が必要ない
・一般的な制作企業ではわからない集客ノウハウを持っている

専門知識が必要ない

採用専門のCMSサービスでは、サイト作成がパッケージ化されています。つまり、IT知識やプログラミングなどの専門知識が必要ないことが大きなメリットです。必要事項を入力するだけで、サイトが作成されるサービスもあり、不明な部分があれば、手厚いサポートを受けられるため安心して使用できます。

一般的な制作企業ではわからない集客ノウハウを持っている

プログラミングの知識を持っていれば、自社で採用サイトの作成を安価で行える可能せ性があります。しかし、採用専用のCMSサービスは、求職者への集客ノウハウが蓄積されているため、効率よく応募者の増加につなげられます。大手求人サイトへの連携を行えるサービスも多いため、集客の流れを作ることも可能です。

サービスを選ぶポイント

求人サイトとの連携の多さ

求人サイトとの連携があるかどうかは、大きなポイントです。先ほどから説明している通り、自社の採用サイトだけを作成した場合では、認知度を高めることはとても難しいです。一方、大手求人サイトとの連携が多くあると、求職者は、大手求人サイト経由で自社の採用サイトを訪れ、より詳しく社内の雰囲気や求人情報を見ることにつながります。

採用専用のCMSサービスごとに連携している求人サイトの量に違いがあるので、事前に調べておく必要があります。

サービス内のコンテンツの種類

採用サイトを作成する際に重要なことは、求職者のほしい情報がわかりやすく掲載されているかどうかです。企業の魅力を他社よりも伝えるためには、企業の内部が記載されているブログの掲載や、働き方や企業の雰囲気を伝えるために動画の掲載が必要になるかもしれません。

各サービスによっても違いますが、料金プランによっても使用可能な機能に違いが出てくるので、自社に必要なコンテンツを利用できるかどうかの確認が必要です。

サポートの充実さ

サービスを利用する時に起きたトラブルへのサポートがどの程度充実しているのかは、大切な選定ポイントです。サイト作成後の運用サポートも集客数に大きく関わってくる可能性があり、どの分野におけるサポートが必要なのか検討する必要があります。

デザインの豊富さ

テンプレートを使用してサイト作成を使用してサイトを構築することになる場合、テンプレートの数が少ないと他社と同じようなサイトになってしまって、魅力や特徴を出すことが難しくなってしまいます。ある程度、多くのテンプレートが用意されているサービスを選ぶことが企業の個性を出すことにつながります。

人気な採用サイトCMSパッケージ5選

engage(エンゲージ)

画像引用元:Engage公式サイト

【特徴】
・国内でNo.1シェア
・大手求人サービスへの連携可能
・採用成功報酬が必要なし
・全ての機能が無料

【注意すべき点】
国内でNo.1シェアなので、多くの企業で似たようなサイト構成になります。他の企業と差別化を図りたい場合は、おすすめしません。

【料金】
0円

MEET SOURCE(ミートソース)

画像引用元:Meet Source公式サイト

【特徴】
・時期に合わせて自由にページの変更可能
・Indeedに掲載可
・スマホ対応
・無料プランでも機能が充実

【注意すべき点】
無料プランだとメニューのカスタマイズなどができないため、メニュー名や順番を変えることができません。

【料金】

月額料金
トライアル無料
ライト11,000円
ベーシック22,000円

採用係長

画像引用元:採用係長公式サイト

【特徴】
・6つの大手求人サイトに求人情報を掲載可能
・30万以上の事業所が利用中
・使い方や、集客方法などをスタッフがサポート
・求人ページ分析機能、自動返信機能が搭載
・オリジナルデザインも作成可能

【注意すべき点】
サポートはありますが、専門のスタッフに代行を依頼するなどでは、別途料金がかかってきます。

【料金】

プラン名月額利用料
トライアル0円
ライト19,800円~
ベーシック25,800円~
プロ39,800円~
エンタープライズ59,800円~

採用サイドビルダーCMS型

【特徴】
・月額1万円~で本格的な採用サイトの作成
・Indeedへ掲載可能
・人材集客業務における15年のノウハウ

【注意すべき点】
ライトプランには、Indeedの代理運用契約を必須となります。デザインのカスタマイズに関しては、別途料金が発生する場合もあります。

【料金】

初期費用月額料金
ライトプラン無料10,000円
スタンダードプラン70,000円15,000円
プロフェッショナルプラン300,000円30,000円

iRec(アイレック)

画像引用元:iRec公式サイト

【特徴】
・10年以上、何万人の人材と関わってきたノウハウ
・まるごとプロに任せられる
・多数大手求人サイトに自動連携
・スマホ対応
・最短2週間でサイトを作成

【注意すべき点】
1からすべてサイト作成を依頼する形となるため、料金がほかのサービスと比べて高額になっている。

【料金】

初期費用月額料金
150,000円~29,800円~

まとめ

採用サイト作成CMSパッケージには、様々な種類や金額があります。自社でカスタマイズを自由にしていきたいという人にとっては、無料のテンプレートが用意されているengageなどは向きません。また、サポートが充実していて集客方法などのアドバイスが欲しいという人には、採用係長などがおすすめです。自社に必要な部分を考慮して、サービスを検討することが重要になるでしょう。