ISOを取得しているセキュリティ対策が万全な予約システム4選

ISOを取得しているセキュリティ対策が万全な予約システム4選

デジタル社会の発展により、多くの人がインターネットに接続するだけでさまざまなサービスを利用できるようになりました。企業や施設では、人が担っていた管理作業をデジタルシステムを用いて、より快適な労働環境の実現に向けた動きが見受けられます。

そんな多方面で利用されているデジタルシステムにおいて危惧すべき問題に、情報リスクが挙げられます。セキュリティ対策がされていないシステムではデータの流失や紛失といった問題になりかねません。そのようなデジタルシステムの中でも、国際規格であるISOの取得や、セキュリティに関する多くの対策を行っているシステムは、安心して利用できるほか、顧客からの信頼性も獲得できます。

今回は、デジタルサービスに関する情報セキュリティの管理規格、ISOを取得している予約システムを紹介します。

ISO/IECとは?

ISO(International Organization for Standardization、国際標準化機構)とは、スイスのジュネーブにある非政府機関のことで、国際的に通用する規格を制定する活動を行っており、ISOが制定した規格をISO規格といいます。

IEC(International Electrotechnical Commission、国際電気標準会議)とは、電気や電子に関する国際規格を標準化する団体です。情報技術などの一部の分野において、ISOとIECが共同で開発した規格もいくつかあります。

特に、組織の品質や環境に関する管理の仕組みについての国際規格をマネジメント規格といい、組織が保有する情報に対するリスクを適切に管理するための規格を取得したシステムを利用することで、より安全で信頼性のある企業になります。以下の2つは情報システムに関する規格の例です。

ISO/IEC 27001

ISO/IEC 27001(以下:ISO 27001)は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する規格で、情報の機密性(許可された人だけが情報を確認できること)・完全性(情報を改ざんなどされず、正しい状態に維持されること)・可用性(許可された人がいつでも情報を閲覧できること)の3つをバランスよくマネジメントし、情報を有効活用し安全に管理する仕組みを示しています。

ISO/IEC 27017

ISO/IEC 27017(以下:ISO 27017)は、情報セキュリティ全体の規格であるISO27001を強化する、クラウドサービスに関する情報セキュリティ管理のガイドライン規格です。この2つの認証でクラウドサービスにまで対応した情報セキュリティの管理体制を構築でき、クラウドサービスセキュリティに関して堅実に取り組んでいるシステムであることが判断できます。

ISOを取得した予約システムを導入するメリット

予約管理や顧客管理をデジタル化する場合、大量の個人情報をクラウド上に保管することになります。セキュリティのずさんな予約システムを導入してしまうと、悪意のある情報搾取やハッキング、システムの破壊に対応できず、顧客からの信頼喪失や損害賠償の請求といった事態になります。

過去には損害賠償が10億円にまで及ぶケースもあり、JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)の「2018年情報セキュリティインシデントに関する調査結果」によると1件あたりの平均想定損害賠償額は6億3,767万円でした。

こういったリスクを事前に回避するためにも、利用するシステムはよりセキュリティが堅固なものにする必要があります。これは企業にとってもメリットが大きく、主に以下のようなものが挙げられます

・情報リスクの低減/回避
・ISO認証を受けたシステム利用による顧客信頼性の向上
・業務効率の改善
・企業競争力の強化

特に大量の情報を管理する予約システムや顧客管理システムの導入を検討している場合、セキュリティに対して信頼性のあるシステムを選ぶことが重要です。

ISOを取得している予約システム4選

国内に100種類以上ある予約システムの中でも、いくつかのシステムはISO規格を取得しています。今回は、セキュリティに関するISOを取得している予約システムを4つ紹介します。

各予約システムにおける取得しているISO規格の種類

ISO 27001ISO27017
RESERVA
STORES予約×
リザエン×
coming-soon×

RESERVA(レゼルバ)

画像引用元:RESERVA公式サイト

RESERVA(レゼルバ)は導入数26万社を超え、予約システムシェア国内トップクラスの実績を誇るクラウド型予約管理システムです。個人事業主から上場企業・公的機関(官公庁含む)など業界・業種を問わず、あらゆるビジネスに対応しており、350種類以上の幅広い業態に利用されています。アカウント作成から予約サイト作成完了まで最短3分で完了し、無料で始められるフリープランから豊富な機能が搭載されているため、初めて予約サイトを利用する場合にも最適です。

【取得しているISO】
RESERVAはISO27001とISO27017を取得しています。情報漏洩のリスクの低減だけでなく、クラウドサービスに関するリスクの低減・回避に真摯に取り組んでおり、組織内外から高い信頼を得ています。

【価格・月額料金】(税込)

プラン名初期費用月額料金
フリープラン0円0円
ブループラン0円3,520円~
シルバープラン0円5,500円~
ゴールドプラン0円11,000円~
エンタープライズプラン0円22,000円~
スイートプラン0円46,200円~

RESERVAの料金表・機能の詳細はこちら

ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)

画像引用元:ChoiceRESERVE公式サイト

ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)は、業界・業種を問わず「予約」に関する企業の課題を解決する予約管理システムです。この予約システムは、2010年のサービス開始から積み上げてきた実績を活かし、悩みに合わせた最適なパッケージを企業に提案します。

【取得しているISO】
ChoiceRESERVEはISO27001を取得しています。

【価格・月額料金】(税込)

プラン名初期費用月額利用料
Aコース33,000円22,000円
Bコース33,000円44,000円~
Cコース33,000円88,000円~
Dコース33,000円176,000円~
Enterprise33,000円要相談

ChoiceRESERVEの料金表・機能の詳細はこちら

リザエン

画像引用元:リザエン公式サイト

リザエンは、200種以上の業種に対応しており、20年以上の実績がある予約管理システムです。本格的な導入を行う前に1カ月の無料トライアル期間が設定されており、自社の運用スタイルに合うかなどを確認してから導入できます。

【取得しているISO】
リザエンはISO27001を取得しています。

【価格・月額料金】(税別)

プラン名初期費用月額利用料
ビジネス版20,000円10,000円~
エンタープライズ版(カスタムプラン)100,000円28,500円~
エンタープライズ版(エクスパンドプラン)100,000円+サーバー初期費用20,000円~+サーバー利用月額

リザエンの料金表・機能の詳細はこちら

coming-soon(カミングスーン)

画像引用元:coming-soon公式サイト

coming-soon(カミングスーン)は、指名数161%、客単価118%、リピート率108%などの売上増加につながる多くの実績があるサロン向け予約システムです。店舗オリジナルアプリ作成などサロン運営特有の機能が多く搭載されています。

【取得しているISO】
coming-soonはISO27001を取得しています。

【価格・月額料金】(税別)

プラン名初期費用月額利用料
ライトプラン30,000円13,000円~
スタンダードプラン30,000円21,000円~

coming-soonの料金表・機能の詳細はこちら

導入事例

実際にセキュリティが強固な予約システムがどのように活用されているかを、予約システムの導入事例から紹介します。

RESERVAの導入事例

始めたばかりでも使いやすさを感じられて、セキュリティ対策も満足のいくものだったので安心して導入できましたね。

RESERVA活用事例|3M BODY DESIGN STUDIO【パーソナルジム】

予約管理にかかる時間が大幅に削減されるだけでなく、お客様にとってもわかりやすく思い立ってから予約確定までがスムーズなので、それが予約件数の増加につながっていると思います。セキュリティ対策やデータ管理もしっかりしているのでとても安心して使うことができています。管理も楽で集客力もアップしたので十分に満足しています。

RESERVA活用事例|婚活エージェンシー I do【結婚相談所】

予約システム自体の利便性や機能性に加え、セキュリティ対策に安心できるという点を重要視する声が多く、顧客を相手にする企業ではセキュリティの高さが必須条件の1つであることがわかります。

まとめ

今回は、ISOを取得している予約システムを4つ紹介しました。

よりセキュリティが堅固なシステムの利用で、情報漏洩やデータ損失のリスクが減るうえに、ユーザーからの信頼を得ることにもつながります。ISOを取得しているかを判断基準にしたり、詳しく調べたりしてから導入すると、より良い経営が見込めます。

各予約システムにはそれぞれ特徴があり、自社に合ったシステムを見極めることが大切です。欲しい機能やセキュリティの高さから、導入後の変化をイメージして、より最適な予約システムを選びましょう。

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