事業経営でおさえておきたいサポートツール|基本編

事業経営でおさえておきたいサポートツール|基本編

事業者にとって、事業経営をサポートしてくれるコンサルタント、支援ツールは重要な役割を持ちます。とくに個人で経営する方にとっては、少ない人口の中でやりくりするためには、サポートツールの活用による業務効率化がカギとなります。

今回は、事業経営するうえで知っておきたい「みなさんが使っているサポートツール」を基本的なところから解説をしています。

財務分析ツール

参照:日本政策金融公庫 財務診断サービス

財務分析とは、賃借貸借表や損益計算書などの財務諸表の数字に基づいて、企業の収益性・生産性・安全性・成長性を分析し、競合他社や業界内と自社を比較することをいいます。

つまり、財務分析を行い現状と問題点が把握することで、企業の全体像や問題点などを具体的に把握することが可能になります。

財務分析ツールは、今までExcelなどで手作業だったデータ集計や資料作成を自動化するサポートツールです。売上情報や財務状況のデータをタイムリーに把握することで、早期の課題発見と迅速な意思決定が可能になります。

また入力誤りや入力漏れといった、基本的なヒューマンエラーを防止することで担当者の業務効率改善、生産性向上に役立ちます。

<主な財務分析ツール>
日本政策金融公庫 財務診断サービス
カシオ 生活や実務に役立つ計算サイト KE!SAN

経営計画作成ツール

参照:経営計画つくるくん

経営計画の作成は、事業経営の道しるべとして良い方向へと導くだけではなく、金融機関からの自社の評価も高めます。特に創業したばかりや事業実績が浅い内は、金融機関は融資に慎重になります。そのような時に、緻密に設計された経営計画を用いて今後の経営方針についてプレゼンすることで、信頼を勝ち取ることが可能です。

しかしながら、いざ実際に経営計画を作成するとなると、基本的な知識も浅いため、どのように作成すればいいのかわからないといった方も多いでしょう。そこで有効なのが「経営計画作成ツール」です。

例えば、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が提供している「経営計画つくるくん」は、無料で使える経営計画作成サポートツールです。

経営計画つくるくんの公式サイトはこちら
無料で使える経営計画作成アプリ「経営計画つくるくん」

市場(競合)分析ツール

参照:eMark+(イーマークプラス)

市場分析とは、事業経営における市場の特性や動向などを分析するために用いる方法です。企業を取り巻く市場規模や構造などを把握し、需要と供給や市場内での自社の競争力の動向を判断することが可能です。

マーケティングとも呼ばれ、より詳細な市場分析を行うためには、3Cや4P、PEST分析、SWOT分析などフレームワークを用いながら、自社の市場内での立ち位置を客観的に把握することが可能です。

市場分析ツールとは、市場分析・競合分析に掛かる手間を一気に削減できるサポートツールです。分析に掛ける時間を削減することで、自社はそこから導き出された課題の改善立案や実行にリソースを割くことが可能です。

<主な市場(競合)分析ツール>
eMark+(イーマークプラス)
SimilarWeb(シミラーウェブ)

販路開拓ツール

参照:BASE

販路開拓とは、新たな販売先・取引先を探すことです。今までは基本的に企業の営業担当者がその役目を担っており、営業担当者は見込み客への電話・メール・訪問といった営業活動により、顧客との信頼関係を築きながらニーズを探り、商談化・制約に結び付けながら販路の拡大を担ってきました。

昨今、ECサイトが主流になったことや、インターネットであらゆる情報が手に入るようになったため、従来の基本的な営業手法が実を結び付きにくくなっています。そのため、事業経営上の販路開拓の手法も今まで以上に多様化しています。

例えば、大手ECサイトの出店・自社販売サイト(ネットショップ)制作などによるインターネット市場への参入や、「コンテンツマーケティング」と呼ばれる手法でブログ・メルマガ・SNSを通じた情報発信などで、自社の認知度を上げながら徐々に見込み客に育てていくといった手法が挙げられます。

コンテンツマーケティングは、自社のサイトが検索エンジン内で上位表示されるように適切なキーワードや情報を盛り込みことが必要です。これには、基本的なSEOの知識や運用力も求められます。

販路開拓ツールは多様ですが、ここでは自社ネットショップが簡単に制作できるサポートツールを紹介します。

<主なネットショップ制作サイト>
BASE
STORES

情報収集ツール

参照:Inoreader

事業経営に情報は欠かせません。特に日々忙しい事業経営者やビジネスマンは、市場の動向を把握や競合分析をする際にはパソコンやスマホなどで情報収集することが多いかと思います。

現在、インターネットやSNSの普及により情報発信の敷居が低くなりました。昔は情報発信といえば、基本的にニュース・雑誌・新聞などに限られていましたが、現在ではSNSなどを通じて、誰でも簡単に情報発信が可能です。

しかしその結果、インターネット上の情報量が膨大になり、自分が欲しい情報を見つけるのに時間が掛かるようになってしまいました。

情報収集に手間を掛けずに、欲しい情報に辿り着くための手法として、おすすめのツールが情報収集ツールです。情報収集ツールとは、最新情報を自動的に収集してくれるサポートツールです。例えば、Googleアラートは、キーワードをあらかじめ登録すると、そのキーワードに関連するニュースや情報を自動的に収集した上で、メールにて通知してくれます。

このように、情報収集ツールを活用することで情報収集に掛ける労力の効率化が可能です。

<主なツール>
Googleアラート
Inoreader

書類作成ツール

参照:法的書類生成ツール Supported by KDDI

事業経営を始めると様々な場面で書類作成業務があります。基本的なものを挙げると、個人事業主であれば、帳簿や確定申告書類・請求書作成などがあります。また、法人設立する場合は設立登記書類や、従業員に関する手続き(雇用契約書など)が必要になります。

社労士や税理士など専門家にお任せすることも可能ですが、あまり費用を掛けたくない場合や、「基本的な部分は自分で触れて理解をしたい」という方に向けては、書類作成ツールの活用がおすすめです。

書類作成ツールは、作成したい法的書類を選び、質問に答えていくだけで誰でも簡単に書類作成ができるサポートツールです。作成後の内容チェックや、作成中の不明点に関しては専門家に質問や依頼もできます。専門家と顧問契約を結ぶよりもコストを抑えた書類作成が可能です。

<主なツール>
法的書類生成ツール Supported by KDDI

まとめ

いかがでしたでしょうか。事業経営を永続的に成長させていくためには、適切な市場(競合)分析と、事業計画、財務分析、日々の情報収集が欠かせません。「難しいことは専門家に全てお任せ」という状態では、いつかほころびが出る可能性があります。基本的には専門家に任せるにしても、最低限の知識や分析は自らの手と頭で行うべきであると考えます。

今回ご紹介したように、昨今では分析や書類作成に掛ける労力や時間を効率化することが可能なサポートツールがありますので、ぜひそうしたツールを積極的に活用しながら、事業経営をされてみてはいかがでしょうか。

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