株式会社HRBrainが開発したタレントマネジメントシステム「HRBrain」について調査を行いました。本記事では、調査に基づいた徹底解説をします。
タレントマネジメントは、従業員の持っているスキルや能力を最大限生かすために必要です。では、タレントマネジメントとは具体的に何を行うことなのでしょうか。
本記事では、タレントマネジメントとについて理解を深めてから、HRBrainのサービスの概要と特徴、そして導入事例の解説に入ります。
タレントマネジメントとは
タレントマネジメントとは、「タレント(従業員)」の持っているスキルや能力を最大限活かすための、戦略的な人材配置や育成等を行う人事マネジメントのことです。また、組織に眠っている⼈材情報をオープンにし、⼈事だけではなくそれを経営や現場と共有することで組織の潜在能⼒を最⼤化します。
人事戦略は、目指すべき目標や人事課題によって企業ごとに異なります。そのため、企業ごとにタレントマネジメントの実践内容は異なるのが一般的です。どんな企業でも「これさえやればタレントマネジメントをやったことになる」というわけではないので、注意が必要です。
HRBrainとは
HRBrainは、人材データの管理・分析・活用を通して、戦略的な人事の意思決定を支えるクラウド型のタレントマネジメントサービスです。本項では、基本的な情報とともに、HRBrainだからこその強みを紹介します。
サービス概要
機能
組織の成長を後押しする主な機能を5つ紹介します。
人材データベース
あらゆる人材データを一元管理し、社員のスキルや特徴をかんたんに把握できます。また、カスタマイズ自由で柔軟な権限設定ができ、社内で必要な情報をすぐに把握・共有可能になります。
人事評価
人事評価の集計作業が完全自動化され、進捗管理や共有もワンクリックで可能となり、大幅な効率化を実現します。プロセスの透明化と、 コミュニケーションの質的改善で、評価納得度の向上にも繋がります。
組織部ツリー
ツリー構造で組織を俯瞰して把握でき、適材適所を実現します。社員のスキル・資格・キャリアイメージなどを踏まえながら、 優秀人材の抜擢や人員配置の検討をすることができます。
組織分析
あらゆるデータを自由に掛け合わせて分析が可能です。例えば、優秀人材に共通する研修履歴や入社経路を把握するなど、 データに基づいた人事の意思決定をサポートします。
アンケート
豊富なテンプレートを完備し、自在にカスタマイズが可能です。従業員の資格などのスキル・異動希望・エンゲージメントなどの調査を、 質問設計やデータ管理に頭を悩ませることなく実施可能になります。
料金
HRBrainには料金プランがなく、利用するには料金の見積もりが必須です。しかし、1分で見積もりの申請ができる上、HRBrainを利用することでどれくらい業務時間やコストを削減できるかシミュレーションすることができます。
また、HRBrainの全機能を7日間無料で試し、画面を見ながら実際の操作感を体験できる無料トライアル期間を利用が可能なため、導入の検討も安心して行うことができます。
サービス特徴
HRBrainの基本的な情報を把握できたところで、次はHRBrain独自の強みについて紹介します。
顧客満足度No.1
HRBrainはタレントマネジメントシステムの中で顧客満足度No1を記録しています。その理由は、人事のアナログな業務をかんたんかつシンプルに管理・運用することで効率化できること、そして万全なサポート体制にあります。
HRBrainは蓄積したデータを基に「個」「組織」の状態を見える化・分析し、企業に内包する人事の課題を戦略的に解決することが可能です。
サポート体制に関しては、公式サイトにはお役立ち資料の無料ダウンロードページが記載されており、導入した後にわからないことがあってもその資料から確認することができます。また、資料の記載だけでなく、人事担当者やHRBrain初心者に向けた無料イベントを開催しています。
国内初の「EX Intelligence」特許出願中
EX Intelligenceとは、従業員体験(Employee experience)を定量的に可視化し、あらゆる人材データをもとに個人と組織の課題を分析、優先順位付けから施策実行までをワンプロダクトで実現する国内初のクラウドサービスのことです。
EX Intelligenceを導入することで、タレントマネジメント以外にも包括的な従業員エクスペリエンス(従業員がその会社に所属することで得られる体験)の可視化、高解像度な課題発見、組織診断まで行うことが可能となります。
今日では、価値観の多様化による雇用の流動化によって、組織に所属することが前提でない状態になっています。従業員のキャリア自律、自走を促すマネジメントが必要とされる今、EX Intelligenceを導入し、従業員エクスペリエンスを向上させることで離職率の改善やエンゲージメントの向上、パフォーマンスの改善が期待されます。
人事評価コンサルティングのサービスも
人事評価コンサルティングサービス「HRBrainコンサルティング」では、1,000社の豊富な運用実績からあらゆる業種業態の成功事例・失敗事例を共有しながら、業種業態・目的に応じた柔軟な制度構築をワンストップで行うことができます。また、サービス運用中もカスタマーサクセス担当が並走し、寄り添います。
導入事例
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化に伴い、HRBrainの導入を行った株式会社アイフルを紹介します。
導入のきっかけ
同社の社長が交代したタイミングで DX推進のプロジェクトが全社横断で走り始めたのがHR導入の大きなきっかけとなりました。人事部としても以前から抱えていた課題を解決するためにタレントマネジメントを強化していく方針の元、システムの検討をはじめたといいます。
手厚いサポートと、シンプルで直感的な操作ができること、そしてコストパフォーマンスの良さが導入の決め手だったそうです。
導入前の課題
人材を最大限活かしきれていないところに課題を感じていました。明確な根拠をもって効率的に人材の把握と配置ができていない状況だったため、異動案に3カ月という非常に長い時間をかけ、ときには人事部社員の記憶を頼りに手作業で配属を検討していたといいます。
さらに、人材データを基幹システム内やExcelなどでバラバラに管理していたため、新しく人事部に配属された方はどこにどのようなデータがあるのかという把握から始めなければいけない状況でした。そのため、データの一元化の必要性および作業量の削減においても課題を感じていました。
導入後の方針
データの一元化に伴い、従業員の能力の可視化を行い、一見仕事内容に関係しないと考えられる 趣味や特技を知ることで、今後重要なデジタル人材の育成において、社員のポテンシャルを見逃さないようにしていく方針です。また、従業員がやりたい仕事に就くためのスキルアップを支援することで、従業員のキャリア形成の面や、やりたい仕事を実現させる支援を人事が主導することで人材を最大限に活かせる環境を構築しながら、従業員の満足度を高めていきたいと考えています。
まとめ
今回はhttps://bizly.jp/recommended-human-resource-management/#outline__3_4サービス比較特集記事で取り上げたBtoBのSaaSシステム「HRBrain」について徹底調査し、紹介しました。
タレントマネジメントシステムを導入することは、業務の効率化だけでなく、従業員との良好な関係を築くためにも役立ちます。
ぜひHRBrainのようなタレントマネジメントシステムを導入し、会社の成長に繋げてみてはどうでしょうか。