1週間の作業が1時間に!大幅な効率化と戦略的人事を行えるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を徹底解説

1週間の作業が1時間に!大幅な効率化と戦略的人事を行えるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を徹底解説

株式会社カオナビが開発したタレントマネジメントシステム「カオナビ」について調査を行いました。本記事では、調査に基づいた徹底解説をします。

タレントマネジメントは、従業員の持っているスキルや能力を最大限生かすために必要です。では、タレントマネジメントとは具体的に何を行うことなのでしょうか。

本記事では、タレントマネジメントについて理解を深めてから、カオナビのサービスの概要と特徴、そして導入事例の解説に入ります。

タレントマネジメントとは

タレントマネジメントとは、「タレント(従業員)」の持っているスキルや能力を最大限活かすための、戦略的な人材配置や育成等を行う人事マネジメントのことです。また、組織に眠っている⼈材情報をオープンにし、⼈事だけではなくそれを経営や現場と共有することで組織の潜在能⼒を最⼤化します。

人事戦略は、目指すべき目標や人事課題によって企業ごとに異なります。そのため、企業ごとにタレントマネジメントの実践内容は異なるのが一般的です。どんな企業でも「これさえやれば大丈夫」といこととはないので、注意しましょう。

カオナビとは

画像引用元:カオナビ公式サイト

タレントマネジメントについて理解できたところで、早速カオナビについて説明します。社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。

本項ではカオナビの基礎情報から強みを紹介します。

サービス概要

活用シーンの照会

画像引用元:カオナビ公式サイト

タレントマネジメントは人事課題によって求められる機能が変わります。カオナビでは、公式サイト上にニーズ別、業界別に活用シーンが記載されているため、導入する際の意思決定の助けとなります。ニーズ別の場合はモチベーション・離職分析、スキル管理・人材育成など計10つの活用シーンにおけるシステムの使用方法、業界別の場合、その業界に合わせたシステム運用方法を参考にすることができます。

例えば、人員業務の効率化を図りたい場合は、ホームページ上にある「ニーズ別活用シーン」にある画像をクリックすることで、目的別に機能を参照することができます。

プラン

画像引用元:カオナビ公式サイト

情報の一元管理を行うための「データベースプラン」、評価運用を効率化するための「パフォーマンスプラン」、戦略的な人材マネジメントを行うための「ストラテジープラン」があります。それぞれ搭載されている機能が異なり、データベースのみのプランから評価運用・分析まで行えるプランがあるため、目的別に検討しましょう。

料金

上記3つのプランの料金形態について紹介します。それぞれのプランに、有料オプションや、ノウハウを追加することができます。同じプランでもオプションや管理人数によって料金が異なるため、すべてのプランに料金の問い合わせが必要となります。

また、2017年時点で「登録メンバー50人で月額2万9,800円、100人までで月額3万9,800円」という情報がありました。導入時の参考にしてみてください。

サービス特徴

サービスの基本情報だけでは伝わりきらない、カオナビならではのサービス体制や強みを紹介します。

セキュリティ

画像引用元:カオナビ公式サイト

カオナビのセキュリティは、大手企業や金融機関でも安心して使われています。

パスワード
IDやパスワードに加え、専用アプリから発行されるワンタイムパスワードを使った2段階認証の追加ができます。また、G Suiteを含む様々なサービスとアカウント連携しているシングルサインオンのため、新しくパスワードを覚える必要はなく、運用方針に合わせてパスワードの強度設定を行うことができます。

データ

情報の送受信に万全を期するべく、すべてのデータをSSL/TLS暗号化して通信することができます。また、データが自動でバックアップされるため、データ更新作業に失敗してもロールバック対応が可能となっています。さらに、データベースを保存する際は二重化されているため、万一の障害時にもデータの保全とサービスの可用性が担保されます。

脆弱性診断

外部のセキュリティ専門機関による定期的な脆弱性診断を受け、高い安全性を認められたアプリケーション・サービスを提供しています。また、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制が評価された事業者にのみ付与される「プライバシーマーク」を所得しています。

サポート体制

画像引用元:カオナビ公式サイト

カオナビでは、経験豊富なスタッフにより、導入から運用まで、充実したサポート体制が提供されています。本項では、サポート体制における2つの強みを紹介します。

豊富なサポートメニュー

スタートアップセミナーと、2回にわたる1on1進捗確認会により、導入から本運用までしっかりサポートを受けることができます。また、メールと電話の個別応対も主なっているため、安心して利用ができます。

他にも、自社での運用専用の「ハジメル」「コナセル」と、他社との交流を行える「マナベル」「ヒロゲル」の合計4つのセミナーに参加することができます。

ユーザーコミュニティ

上記のセミナーの中でも、他社との交流を行える「マナベル」「ヒロゲル」には活発なユーザーコミュニティがあります。タレントマネジメントには「これが正解」という運用方法が定まっていないため、ユーザー同士の直接的な交流を通じて成功例や失敗例を共有し、タレントマネジメントの成功確率を上げることができるようになります。

実際に、アンケートを通じて参加者の99%が「また参加したい」と回答しました。

システムとノウハウ

ただシステムを導入するだけでは、タレントマネジメントを行うには不十分です。カオナビは、システムに加えてノウハウも提供することで自社のタレントマネジメントに他社の生きたケースを活用することができるようになります。ノウハウは、先述したユーザーコミュニティや活用事例をまとめたライブラリ、豊富な実績を持つスタッフなどを通じて提供されます。

導入事例

大学組織改革に伴い、カオナビを導入して大幅な効率化に成功した立命館大学の導入事例を紹介します。

画像引用元:カオナビ公式サイト

導入のきっかけ

立命館大学は、IT化・異業種からの参入など、大きな改革の波にさらされている境域業界において、その波に対応できる多様な人材の育成および活用を行うための人事制度改革に必要性を感じていました。しかし、他の様々な対応業務に追われていたため、腰を据えて取り組めない状況だったといいます。

そのような状況の中、カオナビがHRテクノロジー大賞を受賞したというニュースで、情報の一元管理を期待して導入に至りました。

導入前の課題

業務に追われていた原因の1つは、「人材情報の散在」でした。グループ全7校、専任職員約800名を一括管理しているにも関わらず、人員配置に必要な情報の所在がバラバラだったのです。

また、評価シートや新人研修の振り返りシートなどは各部署との学内郵便を使った紙でのやりとりが多かったそうです。そして、これらのデータは全てExcelベースで管理していたといいます。

導入後の効果

課題の解決

導入後は、カオナビの「プロファイルブック」に情報を一元化して管理することで、Excelベースだった以前は1週間近くかかっていた作成作業を、1時間で完了することができるようになりました。

このように業務の効率化が進むことで、例えば採用選考時の記録など、より多くの情報を検討材料にすることが可能となりました。将来的に情報の蓄積が進めば、「どういった人がどういう場所で活躍しやすいか」など、データ分析に基づいた戦略的人員配置にまで活用できるようになります。

また、学内郵便を使ってやり取りしていた評価・振り返りシート類は、カオナビ導入前と比べて年間でダンボール2箱分、100通以上削減し、大幅なペーパーレス化に成功しました。

その他の活用

カオナビでは、急を要する対応の体制構築にも活躍したといいます。コロナ禍で一斉に様々な対応のオンライン化が必要になった時、「ピックアップリスト」を利用してメンバーのスキルや経験を検索し、対応を行うことができました。スピード感が求められる際は、システム化の恩恵を強く受けられます。

この様に、カオナビを利用した企業は様々な恩恵を受けています。本項で紹介した機能以外にも、立命館大学は研修やキャリア支援に関するアンケートを実施し、アンケート結果の蓄積が容易なカオナビを人にかかわる情報の一元管理ツールとして利用することで、職員一人ひとりの多様な個性を活かすための組織づくりを進める予定です。

商品詳細情報

画像引用元:カオナビ公式サイト

カオナビに関する詳しい情報は以下サイトから確認ください。

https://www.kaonavi.jp/

まとめ

今回はhttps://bizly.jp/recommended-human-resource-managementサービス比較特集記事で取り上げたBtoBのSaaSシステム「カオナビ」について徹底調査し、紹介しました。

タレントマネジメントシステムを導入し、大幅な人事作業効率化を行うことで、作業の質を良くするだけでなく、他の業務に集中することできるようになります。

カオナビのようなシステムを導入して業務効率化を行い、企業の成長に繋げましょう。