【2024年版】LINE連携ができる予約システム5選|各社の機能と比較ポイントを解説!

【2024年版】LINE連携ができる予約システム5選|各社の機能と比較ポイントを解説!

LINEキャンパスの「LINEのユーザーはどんな人?」によると、LINEは2023年6月末時点で、日本国内に9500万人以上の月間利用者がいます。性別や年齢などにかかわらず、多くのユーザーに使われているLINEと予約システムを連携することで、顧客と店舗、どちらにとっても良い効果が見込まれます。

しかし、LINE連携機能を搭載していればどの予約システムでもいいというわけではありません。各予約システムにはそれぞれ特徴があるため、自社に合った予約システムを選ぶ必要があります。

今回は、LINE連携ができる予約システムのメリットや比較ポイントをまとめました。以下の項目に沿ってLINE連携ができる予約システムを5つ紹介します。

LINE連携予約システムの導入メリット

1.予約者の利便性向上

LINE連携をすると予約者の利便性が向上します。

氏名や電話番号、メールアドレスなどの情報が、すでにLINEアカウントに登録されている場合、顧客は入力作業を省くことができ、予約の際にかかる負担を減らすことができます。

また、普段から使い慣れているLINEを活用することで、顧客はスムーズに予約を取ることができます。その上、LINEは幅広い世代に普及しているため、若年層のみならず、中年層や高齢層でも簡単に予約をすることができます。

2.LINEメッセージ配信による収益向上

LINE内のメッセージ配信による、収益向上も見込めます。

LINEは多くの人が利用しているSNSなので、たくさんのユーザーにアプローチできる可能性があります。また、LINEはアクティブな利用者が多いことも特徴です。

LINE株式会社の「LINE Business Guide」によると、LINEユーザーの70.0%が、企業からのメッセージを読んでおり、LINE内に届いたクーポン目当てでサービスや店舗を利用した人は50%以上にもなるという調査結果が出ています。その他にも、LINEのメッセージ配信は、顧客のさまざまな行動を引き起こすことが下記のデータからもわかります。

画像引用元:LINE Business Guide

LINE連携をすることで、より多くの利用者にメッセージを届けることができ、顧客の購買意欲を引き出すことで、収益の向上につなげることができます。

3.無断キャンセル防止

LINEのメッセージ配信は、無断キャンセル防止の効果もあります。

予約のリマインドメッセージをLINEで送ることで、予約を顧客に思い出させ、無断キャンセルを防ぐことができます。

特に、LINEは1日に平均10.0回もメッセージが送信されており、キャリアメールの3.4回や、SMSの4.5回に比べても多いことが、MMD研究所の「2022年版:スマートフォン利用者実態調査 第1弾」からわかります。その利用頻度の高さから、メッセージの確認をする可能性が高いと予想できます。

画像引用元:MMD研究所「2022年版:スマートフォン利用者実態調査 第1弾」

LINEのメッセージ配信はメールやSMSよりも気付かれやすく、無断キャンセルにとても効果的です。

LINE連携のある予約システムの比較ポイント

1.業種・業態に合っているか

自社の業種、業態に合っているかの確認は必須です。予約システムはそれぞれ違った機能を持っています。業種や業態によって、必要な機能は変わってきます。

しかし、自社に合った機能の判別は、文章の説明のみだと難しく、実際に使ってみないと分からないこともあります。その上で、無料プランやお試し期間があるものや、導入事例が豊富な予約サイトであれば、使用感が確認できるため安心です。

2.予約条件の柔軟性

予約条件をどれだけ柔軟に設定できるかも重要な要素です。

スタッフの出勤状況や、利用可能な設備やサービスの増減などよって、予約枠の内容を変更する必要があります。メニューや予約可能時間、制限人数などを柔軟に変えることができれば、さまざまな場面での迅速な対応が可能になります。

3.操作や導入が簡単か

たとえ多くの機能を搭載しているシステムでも、操作方法がわかりにくければ利用者になかなか使ってもらえず、従業員からも敬遠されてしまいます。

業態ごとのテンプレートが用意されているシステムであれば、利用者の操作性が高まります。無料プランや無料トライアルをつかってみるのもおすすめです。

4.料金プランが適切か

自社の求める機能が適切な料金で利用できるかを、確認することも大切です。無駄に機能が豊富なシステムを導入しても、費用対効果が悪くなり、使い勝手が悪くなってしまいます。実現したいことに優先順位をつけ、事前にどれくらいの料金がかかるかを把握しておくことが大切です。

料金プランが豊富なものだと、より自社に合ったプランを見つけられる可能性が高まります。

LINE連携が可能な予約システム5選

1.RESERVA(レゼルバ)

画像引用元:RESERVA公式サイト

RESERVA(レゼルバ)登録者26万社を超え、国内シェアトップクラスの実績を誇るクラウド型予約管理システムです。業界・業種問わずあらゆるビジネスに対応しており、350種類以上の業態で利用されています。

無料プランを含めた6種類の豊富な料金プランと、サイト作成まで最短3分という操作性のシンプルさが特徴で、個人事業主から大手企業、公共施設まで、あらゆる事業で利用されています。

リマインドメール機能、CRM(顧客管理)機能、指名予約の自動管理機能、キャンセル待ち受付、オンラインカード決済などの機能を備えており、予約の受付から、顧客管理、決済といった一連の工程を自動で処理することができます。

日本語のほか、英語、中国語、韓国語、タイ語の予約受付に対応しており、LINE、Facebook、アメブロなどのSNSやスマートロックやZoom、Googleカレンダーといった多くの外部サービスと連携も可能です。

また、PCやスマホ、タブレットなどのマルチデバイスでの利用もサポートしています。

【搭載機能】

・予約リマインドメール機能
・CRM(顧客管理機能)
・キャンセル待ち機能
・多言語機能
・マルチデバイス対応
・外部サービス連携機能
・多店舗管理機能 
・オンラインカード決済機能
・LINE予約共有機能 など

【対応業種】

・スクール/レッスン
・フィットネス
・サロン
・レンタル施設
・スマートロック連携
・イベント/セミナー
・病院/クリニック
・ヘルスケア
・宿泊施設
・自治体/官公庁
・大学/教育機関
・レクリエーション施設
・窓口/来店接客
・訪問サービス
・車両管理
・相談/コンサルタント
・福祉施設
・アクティビティ
・工場/施設見学 など   

【価格・月額料金】(税込)

プラン名初期費用月額料金
フリープラン0円0円
ブループラン0円3,850円
シルバープラン0円6,600円
ゴールドプラン0円13,200円
エンタープライズプラン0円25,300円
スイートプラン0円55,000円
→RESERVAの料金表・機能の詳細はこちら

2.Square(スクエア)予約

画像引用元:Square予約公式サイト

Square(スクエア)予約は、予約管理から決済まで可能な、予約サイト作成ツールです。セルフ写真館からパーソナルトレーニング、ヨガや語学教室まで、様々な業種で利用されています。

無料プランを含めた3種類の料金プランがあり、30日間無料トライアルで試用することができます。

【セルフ写真館向け機能】

・外部サービス連携機能
・顧客プロフィールとメモ機能
・タイムカードレポート機能
・複数店舗を対象とした在庫管理
・オンラインカード決済機能 など

→Square予約の機能の詳細はこちら

【料金プラン・月額料金】(税込)

プラン名初期費用月額料金
フリープラン0円0円
プラスプラン0円3000円
プレミアムプラン0円8000円

→Square予約の料金表の詳細はこちら

3. Liny(リニー)

画像引用元:Liny公式サイト

Liny(リニー)はLINE公式アカウントの配信、運用、管理をサポートするマーケティングツールで、予約システムも兼ね備えています。官民問わず、3,500以上の企業に採用されており、利用継続率は98%を超えています。

Linyは、顧客情報の収集、分析、管理、顧客に合った情報を発信、反応の計測まで、LINEひとつで実現することができます。

顧客を振り分けるタグ付け機能や、セグメント配信、ステップ配信機能のほか、単発で開催する「イベント予約」と日常的に予約を受け付ける「カレンダー予約」の2種類の予約機能を搭載しています。

【搭載機能】

・タグ付け機能
・対応マーク機能
・イベント予約
・カレンダー予約
・リマインドメッセージ
・セグメント配信
・自動応答機能
・ステップ配信機能 など

【向いている企業】

・すでにLINE公式アカウントを運用していて何らかの効果を実感している
・LINE公式アカウントでの業務効率化や顧客管理を強化したい
・友だち数が500名を超えている

【価格・月額料金】(税込)

初期費用月額料金
要問合せ要問合せ
→Linyの料金についての詳細はこちら

4.Goope(グーペ)

画像引用元:Goope公式サイト

Goope(グーペ)は知識不要でだれでも簡単にホームページを作成できるツールで、さまざまな業種の人が利用しています。

最短3分でサービス利用登録を完了させることができ、HP作成のテンプレートやメルマガ配信、SNS連携機能などがあるほか、イベント実施の参加予約を受け付けることに特化した「イベント予約機能」も搭載しています。

【搭載機能】

・HP作成のテンプレート
・スライドショー
・スタッフ紹介ページ
・メルマガ配信
・クーポン機能
・SNS連携機能
・テイクアウト専用フォーム
・イベント予約など

【対応業種】

・スクール/教室
・エステサロン/マッサージ/ネイルサロン/美容室
・飲食店/カフェ
・ライブハウス
・ハンドメイド
・ヨガ/フィットネススタジオ/パーソナルジム
・フォトスタジオ
・整骨院/整体
・ハウスサービス 
・カウンセリング/コンサルティング など

【価格・月額料金】(税込)

プラン名初期費用月額料金
ライトプラン3,300円1,650円
スタンダードプラン3,300円3,850円
→Goopeの料金表・機能の詳細はこちら

5.MOSH(モッシュ)

画像引用元:MOSH公式サイト

MOSH(モッシュ)は、スマホだけホームページの作成、予約の受付や管理、オンライン決済ができるサービスです。クリエイター登録事業者数は6万人以上で、個人事業者向けに特化しています。

3ステップで月額レッスンを販売することができ、予約機能付きホームページは3分で作成することができます。

個人スキルの販売に特化した機能が搭載されており、サブスク機能や会員限定コンテンツ機能、クレジットカード決済などがあります。

【搭載機能】

・予約機能付きホームページの作成
・月額サブスク
・オンライン決済
・顧客管理機能
・Zoom連携
・チャットサポート

【対応業種】
・ヨガ/フィットネス
・語学/コーチング/コンサルティング
・美容/サロン系サービス
・音楽教室
・ダンスレッスン など

【価格・月額料金】(税込)

初期費用月額料金
0円0円
→MOSHの料金表・機能の詳細はこちら

※クレジットカードおよび銀行振込決済を利用時には、決済手数料3.5% + サービス利用料3.0%+99円が発生します

実際の公式LINEからの予約:RESERVAの場合

LINE連携機能を利用すると、実際に予約者がどのようLINEアカウントを使用して予約するのか、ここでは国内トップクラスのシェアを誇るRESERVAのLINE連携機能を例に挙げて紹介します。なお、今回はRESERVAの機能のひとつである「独自会員機能」を導入している場合に絞って説明します。

画像引用元:予約DX研究所記事

①公式LINEのメニューから予約サイトの案内をタップします。
②予約したいメニューと予約人数を選択します。
③LINEでログインをタップします。



画像引用元:予約DX研究所記事

④予約内容を確認し、「完了する」をタップします。
⑤予約完了画面に移行します。
⑥LINE公式アカウントから、予約完了メッセージが届きます。

このようにLINE公式アカウントとRESERVAを連携すると、予約から予約完了メッセージの通知まで、スムーズにおこなうことができます。

まとめ

今回はLINE連携ができる予約システムを5つ紹介しました。

LINE連携は顧客と店舗、どちらにとっても有用な機能です。顧客は予約を円滑にでき、店舗はLINEでのメッセージによる収益増加、無断キャンセルの防止などが見込めます。

各予約システムにはそれぞれ特徴があるため、自身の業態に合った予約サイトを見極めることが大切です。まずは、導入事例を参考に、無料プランやお試し期間を試してみるのがおすすめです。