現代のビジネスやサービス提供において、オンラインでの予約受付は欠かせないものとなっています。そんな中、多くの企業や個人事業主が利用する「RESERVA(レゼルバ)」と「hacomono(ハコモノ)」の2つの予約システムは、どちらも高い評価を得ているサービスです。しかし、果たしてどちらが自身のビジネスに最適なのでしょうか。
両システムの性能を比較し、さまざまなメディアを調査した結果、「RESERVA(レゼルバ)」は操作性や機能において「hacomono(ハコモノ)」よりも優れていると評価されていることがわかりました。
この記事では、それぞれのシステムの特徴や機能をポイントごとに徹底比較し、どちらの予約システムを導入すべきか迷っている方に、RESERVAを選ぶべき理由をご紹介します。
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1. RESERVAとhacomonoとは
RESERVA

RESERVA(レゼルバ)は登録事業者数30万社と国内最大級の導入実績を誇るSaaS型予約管理システムです。350種類以上の様々な業種・業界に対応するべく、予約システムを6つのタイプで提供(サービス提供タイプ(スタッフ指名なし/あり)、スクール・アクティビティタイプ、イベント・セミナータイプ、施設予約タイプ、宿泊施設予約タイプ)、どの業種・業態にも対応できる総合型予約システムとして高い評価を得ています。利用者は個人事業主から上場企業・公的機関(官公庁含む)まで、世界85カ国でも予約サイトが活用されています。
豊富な機能を取り揃えており、一部有料機能はありますが、必要最小限の機能は無料で利用可能です。アカウント作成から予約サイト作成完了まで最短3分で立ち上げられ、即日で予約受付ができます。シンプルなデザインで、予約受付をする事業者も予約する顧客にも使いやすいシステムとなっています。
RESERVA予約システムはセキュリティレベルが国内トップクラスであると言われています。その信頼性の高さから、省庁や地方自治体では、RESERVAの導入率が高いのが特徴です。また、大学や病院などでも個人情報のセキュリティを強化する必要があり、RESERVAが採用されるケースが多いようです。
RESERVAのセキュリティについて以下を参照してください。
セキュリティについて
hacomono

hacomono(ハコモノ)は、特にウェルネス領域の店舗に向けた会員管理(CRM)・予約・決済システムです。フィットネスクラブやインドアゴルフ、24時間運営のジム、スイミングスクールなどの店舗運営に必要な機能が揃っています。
2. 機能比較
1. 予約管理

予約システムRESERVAは、非常に使いやすい予約機能を提供しています。ユーザーは直感的なインターフェースを通じて予約が可能であり、かんたんかつ迅速に予約手続きを完了することができます。予約カレンダーでは一目で予約状況を確認でき、残席数や空き状況の表示も可能です。
予約者はマイページで予約・予約情報の変更・キャンセルをかんたんに行うことができます。習い事におけるレッスン振替などを手動で管理する必要がなくなるため、スタッフの負担を軽減できます。また、キャンセル待ち機能を利用することで、サービス提供の機械損失を防ぐことができます。

一方、hacomonoは、公式サイトの情報からはインターフェイスが直感的でデザインも優れているように感じましたが、サンプルサイトが見当たらないため、使い勝手や機能などは比較できませんでした。
2. 顧客・会員管理

RESERVAは、優れた管理機能を備えています。予約の取り消しや変更、予約情報の確認など、さまざまな管理作業が効率的に行えます。さらに、予約データの分析や予約状況の一元管理も可能です。
予約時に蓄積した顧客情報を一元管理でき、メモやアンケート回答も記録可能です。CRM(会員管理)システムとしての側面も強く、会員の契約プラン情報や利用履歴を紐づけて管理できます。また、分析機能も豊富で、経営判断に活かすことが可能です。

一方、hacomonoの管理機能も充実しており、効率的な予約管理が可能です。予約の追加やキャンセル、顧客情報の管理など、最低限必要な操作は行えますが、RESERVAのカルテ機能のような対応記録などの管理については確認できませんでした。
3. 決済管理

RESERVAは、安全で便利なオンライン決済機能を搭載しています。予約サイトにVISA/Master/JCB/AMEX/Dinersのクレジットカード決済を導入することが可能で、利用者は予約と同時に支払いまで完了が可能になります。また、支払い情報の管理もかんたんに行えます。
「レゼルバペイメント」という独自のオンラインカード決済を搭載しており、月額課金(サブスクリプション)でのサービス提供もできます。会費の自動引き落としが可能になるため、毎月の月謝徴収や未納催促をシステム化できます。月額プランだけでなく回数券機能も備わっており、あらゆる支払い業務を自動化することで、運営の効率化につながります。

hacomonoも便利なオンライン決済機能を提供しています。支払い履歴の確認や料金の設定もかんたんに行えますが、決済方法はクレジットカードと口座振替の2種類のみとなっています。RESERVAでは、現地決済、クレジットカード、銀行振込、月額プラン、口座振替、請求書払いとさまざまな決済方法を用意しているので、利用者一人ひとりに適した対応が可能になります。
4. 入退室管理

RESERVAでは、QRコードによるセルフチェックイン機能を備えており、来店・来場処理をかんたんに行えます。受付時の混雑を緩和できるため、利用者満足度の向上につながります。また、スマートロック連携によって会員がスマホで開錠・入室できる仕組みがあり、受付スタッフを配置する必要がなく、24時間営業や無人運営の店舗・施設で役立ちます。

hacomonoも会員証アプリによるチェックイン機能を備え、すべての入退館記録を記録・確認できるため、安全な運営が可能となります。
5. カスタマイズ性

RESERVAは業種の汎用性と柔軟性に優れています。予約タイプを6種類から選択でき、オプションメニューや備品、複数料金の設定、抽選予約、アンケート項目のカスタマイズなど、100種類以上の豊富な機能を備えています。デザインにおいては、ギャラリー機能を用いて写真を掲載したり、サイトカラーを変更したり、店舗や施設のイメージを最大限アピールできる予約サイトの作成が可能です。
一方、hacomonoでは、店舗の運営において最低限必要な機能が備わっているものの、業種ごとの細かなカスタマイズ自由度は限定的なものとなっています。
3. 利便性比較
RESERVAとhacomonoの利便性を比較します。利便性は予約システム導入時のユーザーエクスペリエンスとカスタマーサポート、外部サービスとの連携に分けて考えます。
1. ユーザーエクスペリエンス
RESERVAは非常に使いやすく、直感的な操作が可能です。0円から利用できるため、登録、サイト作成の流れがスムーズで、利用者はかんたんに予約サイトの構築を行うことができます。管理画面のユーザーインターフェースもシンプルで見やすく、初めてのユーザーでも迷うことなくRESERVAを利用することができます。ユーザーエクスペリエンスが非常に優れているといえるでしょう。
一方、hacomonoのユーザーエクスペリエンスは少し改善の余地があります。というのも、フリープランがないため、hacomonoのTOPページからサイト作成を行うことができません。そのため、RESERVAのようにまず無料でサイト作成を試してみるということができず、使い方についての情報が得にくいと考えられます。お試し期間があるかどうかについては今回は確認ができませんでした。
2. カスタマーサポート

RESERVAのカスタマーサポートは充実しており、問い合わせに迅速に対応してくれます。基本的にはメールフォーム、さらにエンタープライズプラン以上だと電話でもサポート対応を行っており、問題や疑問が生じた場合でも、すぐに解決できるため安心して利用することができます。

サポートページも情報が充実しており、カスタマーサポートの営業時間外であっても、疑問が生じたタイミングですぐに確認することができます。さらにシルバープラン以上を契約すれば、予約サイトの初期設定代行を依頼できます。運営上の問題をスピーディに解決できるのがRESERVAの強みです。

hacomonoでもメールフォームによるカスタマーサポートを用意しています。その他、使い方などはヘルプページに情報を掲載しています。
3. 外部サービスとの連携

RESERVAは汎用性が高く、外部サービスとの連携機能が充実しています。たとえば、Zoom連携機能を用いて、オンラインサービスの予約とZoomミーティングURLの発行を同時に行うことができます。Googleカレンダー連携やLINE連携など、さまざまな外部機能と連携することで、現在の運用スタイルから移行もかんたんにできます。スマートロック連携も可能であるため、無人運営が実現します。

hacomonoでも、スマートロック連携機能が搭載されています。また、API連携が可能であり、会員は複数のシステムに別々にID登録する必要なく、スムーズに利用できるようになります。
4. 価格比較
RESERVA | hacomono | |
初期費用 | 0円 | 150,000円 |
月額費用 | 0円~ | 35,000円~ |
プラン料金 | ・フリープラン:0円 ・ブループラン:3,850円 ・シルバープラン:6,600円 ・ゴールドプラン:13,200円 ・エンタープライズプラン:23,100円 ・スイートプラン:46,200円 | ・1店舗あたり35,000円/月 ※別ブランド・別住所は別店舗としてカウントされる 詳細な料金プランは要問合せ |
事前決済手数料 | 4.9% | 5.6% |
RESERVAは、初期費用がかからず、期間制限のないフリープランが利用できます。予約の受付、管理など基本的な予約システムの機能は0円から利用可能です。プランも幅広く用意されており、用途やニーズにあわせたプランの変更が可能です。プランごとに機能や予約件数が変化します。詳細な料金については公式Webサイトで確認することができます。
hacomonoにはフリープランはなく、月額35,000円の固定料金で利用することができます。この料金には、基本的な機能が含まれており、予約や管理、支払いなどの機能を利用することができます。ただし追加のオプション機能などを利用する場合は、別途料金が発生します。また、他のプランもあるようですが、公式サイトには情報がなく、詳しく知りたい場合は問い合わせをする必要があります。
RESERVAとhacomonoの価格を比較すると、RESERVAは利用期間の制限がないフリープランから利用可能ですが、hacomonoは固定料金で、さらにオプション機能を必要とする場合は追加料金が発生することに注意が必要です。
5. 利用者の声
ここでは、実際にRESERVAとhacomonoを利用したユーザーの声をご紹介します。それぞれの予約システムの利用者から寄せられた評価や感想をまとめました。
RESERVAの利用者の声

お客様から「わかりやすい」というお声をたくさんいただき、ありがたいことに予約数も増えています。実際にご来店いただいている80歳の方も使いやすいと話しており、どの世代でもきちんと予約がとれているので満足しています。
RESERVA活用事例|ペリカンゴルフレンジ【シミュレーションゴルフ】インタビュー動画あり
1番は予約の空き状況が見やすかったことですね。予約システムを使ったことはなかったんですが、初めてでもかんたんに設定できて一目でわかる予約画面だったこともあり、RESERVAに決めました。
RESERVA活用事例|3M BODY DESIGN STUDIO【パーソナルジム】
実際に利用してみて、元システムエンジニアの目で見ても、ユーザビリティや機能性が高く、非常に優れたサービスだと感じています。予約サイトでは、ユーザーがぱっと見て予約しやすいという操作性が一番重要だと考えているので、その点を高く評価しています。
RESERVA活用事例|サウナンヤルケン【施設・キャンプ場】
最初に設定さえしてしまえば、あとはスムーズに予約受付から決済、実際の利用までがシステムで完結できる点が大変便利です。また、当社のホームページにRESERVA予約サイトを埋め込める点も、予約時に他サイトへの遷移や離脱を防げるのでよかったです。
RESERVA活用事例|Studio BRIDGES(スタジオブリッジズ)【ダンススタジオ】インタビュー動画あり
hacomonoの利用者の声

快適な施設サービスづくりに注力できる環境を整えました。
金銭の授受をなくしお客さまへの対応に集中できるフロントを実現。
それぞれの空き枠を一目で確認でき、予約まで完了することができます。
ルームや時間など豊富なメニューの予約管理もhacomonoでスムーズに。
以上、利用者の声をまとめました。RESERVAとhacomonoそれぞれには利用者から高評価のコメントがありました。予約システムを選ぶ際には、自身のニーズや要件に合わせて比較・検討することをおすすめします。
6. まとめ
予約システムRESERVAとhacomonoの徹底比較を通じて、両システムにはそれぞれの強みと特色が明確にあることがわかりました。RESERVAとhacomono、どちらを選択するかは、最終的にあなたのビジネスのニーズや、利用シーンに合わせて検討することが重要です。
迷っている方は、無料のフリープランから手軽に始めることができ、シンプルな操作性で管理者・予約者ともに使いやすく、多数の機能が搭載されているRESERVAの導入をおすすめします。この記事を参考に、最適な予約システム選びを行い、ビジネスのさらなる発展を目指してください。
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bizly公式YouTubeチャンネルの動画でも、RESERVAとhacomonoをご紹介しております。ぜひご覧ください!