予約管理システムRESERVAとyoyakul.jpを徹底比較｜導入前に絶対読むべき比較ポイント【2024年】

予約管理システムとは、オンライン上で予約受付・管理、顧客情報を取り扱えるサービスのことを指します。新型コロナワクチン接種の予約システムを開発した事業者も含めると、その数は50サービス以上にもなります。

今回はその中でも、業界最大級の導入実績「RESERVA（レゼルバ）」と、美容室・サロン向けオールインワンシステム「yoyakul.jp（ヨヤクルドットジェーピー）」を徹底比較します。

当メディアではシステムサービスの比較記事を展開し、各社の特徴、強みの点を明らかにしていきます。今回は総合型予約システムの調査分析より執筆します。

現在調査対象の予約システム一覧

STORES（ストアーズ）予約、AirRESERVE（エアリザーブ）、formrun（フォームラン）、SELECTTYPE（セレクトタイプ）、EDISONE（エジソン）予約、SuperSaaS（スーパーサーズ）、tol（トル）、ヨヤグッド、coming-soon（カミングスーン）、Goope（グーペ）、リザエン、teket（テケト）、MOSH（モッシュ）、Square（スクエア）予約、Repitte BEAUTY（リピッテビューティー）、L（エル）ステップ、ペライチ、yoyakul.jp（ヨヤクルドットジェイピー）、リザヨヤ、おさえるネット、Direct Reserve（ダイレクトリザーブ）、しんきゅう予約、STAR RESERVE（スターリザーブ）、Click Studio Reserve（クリックスタジオリザーブ）、からだケア、upnow（アップナウ）

1. 各社概要
- 1.1. RESERVA（レゼルバ）
- 1.2. yoyakul.jp（ヨヤクルドットジェーピー）
2. 機能紹介（両社比較①）
- 2.1. RESERVA
- 2.2. yoyakul.jp
3. 美容室・サロン向けの予約機能（両社比較②）
- 3.1. RESERVA
- 3.2. yoyakul.jp
4. 事業者のニーズ（両社比較③）
- 4.1. RESERVA
- 4.2. yoyakul.jp
5. 予約システムのメリット
- 5.1. 予約システム選定のポイント
6. 最後に

各社概要

RESERVA（レゼルバ）

RESERVA（レゼルバ）は登録事業者数26万社と国内最大級の導入実績を誇るSaaS型予約管理システムです。350種類以上の様々な業種・業界に対応するべく、予約システムを6つのタイプで提供（サービス指名あり／なし、スクール、イベント、施設、宿泊）しており、どの業種・業態にも対応できる総合型予約システムとして高い評価を得ています。利用者は個人事業主から上場企業・公的機関（官公庁含む）まで、世界80カ国でも予約サイトが活用されています。

豊富な機能を取り揃えており、一部有料機能はありますが、必要最小限の機能は永久無料で利用可能です。アカウント作成から予約システム作成完了まで最短3分で立ち上げられ、即日で予約受付ができます。シンプルなデザイン性で、予約受付をする事業者も、予約する顧客にも使いやすいシステムとなっています。

価格・月額料金の詳細は料金表ページをご確認ください。

yoyakul.jp（ヨヤクルドットジェーピー）

yoyakul.jp（ヨヤクルドットジェーピー）は、株式会社ネットウェイが運営する美容室・サロン向けの予約システムです。予約受付からPOSレジ連携・売り上げ分析機能・ホームページ作成など美容室運営にほしい機能がそろっているため、予約関連業務の効率化が進みます。

無料プランでは、顧客数30人または予約数30件までは月額0円で利用可能なため、機能を試してから導入することが可能です。30人（30件）を超えた場合、有料プランへの乗り換えが必要になります。

価格・月額料金の詳細は料金表ページをご確認ください。

機能紹介（両社比較①）

両者ともに同じ予約システムですが、全体的に搭載されている機能は大きく異なります。システム導入の際は、各サービスの機能と自社に必要な機能をしっかりと照らし合わせたうえで選択することが重要です。

RESERVA

RESERVAに搭載されている機能例
・予約受付／予約管理をはじめとする予約業務全般
・予約サイト作成機能
・顧客情報の自動データベース化
・自動メール／メルマガ配信
・予約リマインドメール
・ギャラリー機能
・固定文言カスタマイズ機能
・予約カレンダーの外部埋め込み
・月額プラン機能
・カルテ機能
・多言語機能
・予約／顧客情報CSV出力
・Googleカレンダー連携機能　など

RESERVAは予約受付をはじめとする基本的な予約業務機能に加え、顧客管理機能や予約を再確認するリマインドメールなどを自動で送る機能があり、顧客へのサービスを行う上で負担になっていた事務作業を大幅に効率化することが可能です。

顧客管理機能では自動で予約・来店者の情報を自動でデータベース化し、顧客の氏名や電話番号、登録日時、施術担当者、予約したメニューなどを一括管理します。管理画面から前回の利用メニューや予約履歴、カルテなどを閲覧することも可能です。

RESERVAで作成した予約サイトには、サロン内の様子やメニューのイメージをしやすい写真を追加できるギャラリー機能や、デフォルトで表示されている文言を変更できる固定文言カスタマイズ機能が搭載されているため、自社の個性が伝わる魅力的なサイトを作成できます。また、外部のサイトにRESERVAの予約カレンダーを埋め込むこともでき、既にサイトを持っているサロンでも予約受付の効率化を図れます。

yoyakul.jp

yoyakul.jpに搭載されている機能例
・予約管理
・顧客カルテ
・ホームページ作成機能
・POSレジ機能
・メール配信機能　など

yoyakul.jpにはネット予約と電話予約を一括管理可能なため、電話対応と並行して予約を受け付けているサロンでもダブルブッキングの心配がありません。

美容室・サロン向けの予約機能（両社比較②）

両サービスともに美容室・サロン向けの予約機能が充実しています。利用可能機能や対応している業種の種類にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、両サービスの中で美容室運営に特化した機能に絞って紹介します。

RESERVA

RESERVAには6つの予約タイプがありますが、サロン運営者が予約システムを作成する際は、サービス提供タイプを選択します。サービス提供タイプでは、設定した営業時間やメニューの所要時間・予約時間間隔をもとに、予約枠が自動的に作成されるため、顧客が好きな日時に予約を入れることができます。

サービス提供タイプにはスタッフ指名あり／なしの2つがあるため、店舗の規模感や運営スタイルにあった予約受付が実現します。

美容院・サロン運営向け機能
・メニューカテゴリ設定
・予約受付締切設定
・キャンセル待ち機能
・事前決済機能
・クーポン機能
・ターゲティングメール配信機能
・予約時アンケート機能
・SNS公式アカウント設定
・予約データ・顧客データ分析機能　など

対応可能な業種種類
・美容室／美容院
・美容サロン
・エステサロン
・ネイルサロン
・ヘアカラー／白髪染め
・加圧スタジオ
・日焼けサロン
・美容矯正
・ブラジリアンワックス
・ヘッドスパ
・まつ毛エクステ
・ホワイトニングサロン　など

→サービス提供タイプ（スタッフ指名なし）の事例紹介はこちら
→サービス提供タイプ（スタッフ指名あり）の事例紹介はこちら

RESERVAには、美容室・サロン向けの機能が多く搭載されています。クーポン機能では、誰でも使えるオープン型クーポンと利用者を限定したクローズド型クーポンを作成できます。会員限定や3カ月来院していない顧客、東京在住など対象を絞り込んで配信できるため、休眠顧客を呼び起こしたり、リピート利用を促すことも可能です。

yoyakul.jp

美容室・サロン運営で有用な機能
・予約枠自動ロック機能
・誕生日メール配信機能
・ポイント機能
・顧客カルテ機能
・売上分析機能　など

対応可能な業種
・美容室
・ネイルサロン
・エステ／マッサージ　など

yoyakul.jpでは顧客登録をすると、予約単位で写真カルテと手書きカルテが自動作成されます。カルテでは顧客の個人情報や来店回数、来店履歴、来店間隔などをかんたんに確認可能です。紙媒体で顧客の情報を管理する必要がなくなるため、終業後に手書きで記入したり、顧客が来院した際にファイルなどから紙のカルテを探す必要がなくなります。

事業者のニーズ（両社比較③）

各サービスの特徴や機能が異なるため、どちらが適しているか判断が難しいこともあります。ここでは、上記で比較したことを踏まえて、各サービスがどのような事業者に適しているかを解説します。

RESERVA

RESERVAは、24万社以上が導入している予約システムです。350業種の多種多様な企業や事業者に適している予約システムであることに加え、マニュアルが豊富でPCの操作が苦手な人でもかんたんに導入できるため、下記に当てはまる事業者に向いています。

・すぐに予約システムを導入したい
・最初は無料で豊富な機能を利用したい
・パソコンやスマートフォン操作が得意でない
・顧客に応じた細やかなサービスを提供したい
・新規顧客の獲得で売り上げUPを狙いたい
・導入実績が豊富な予約システムを利用したい
・自社らしさをアピールできるサイトを作成したい　など

yoyakul.jp

yoyakul.jpは、予約機能に加えカルテ機能やPOSレジ機能などが搭載されているため、1つの端末で予約受付から支払い・顧客管理まで完結させることが可能です。yoyakul.jpに向いているのは以下のような事業者です。

・カルテにこだわりたい
・会計処理も同じシステムで行いたい
・基本的な機能だけを使いたい　など

予約システムのメリット

予約システム導入のメリットは、電話予約受付・紙台帳運用が解消され業務効率化が期待できる点です。この他にも下記のような利点が挙げられます。

・24時間365日、自動予約受付が可能
・無料であらゆる機能が使えるためコスト削減を実現
・自社独自の予約サイトとして運用可能
・金銭授受を解消するキャッシュレス、無人化運用で感染予防対策

予約システム選定のポイント

総合型か専門型か

予約システムには、ホットペッパー、トレタなどの業界専門型の予約システムと、あらゆる業種に対応できる汎用性の高い予約システムがあります。選定の際にはここの違いを理解しましょう。今回紹介したRESERVAは、あらゆる業種に対応する汎用性の高い総合型予約システムであり、yoyakul.jpは美容室・サロン運営に特化したシステムです。

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無料版があるか

導入してみて使い勝手が分からないと、その後のオンライン予約運用は進みません。まずは無料版、体験版で使用感（UI／UX）を見てお気に入りのシステムを見つけましょう。写真や画像の掲載枚数に制限があるのか、画像を入れるとどこに表示されるのかなど、実際に使用して確認しましょう。

機能の豊富さ

実際に予約システムを使用していると、使用前には見えてこなかった要望が次々と出てきます。初めのうちはシステム理解に精一杯ですが、慣れてくると物足りなさを感じるかもしれません。初期の段階で機能数、機能性の部分が豊富にあるシステムを選ぶことはその後継続して利用するうえでは重要です。

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運営事業会社の信用度

予約システムを長く使い続けたいと思っていても、開発運営をする会社が廃止された場合、サービスは停止されてしまいます。新型コロナワクチン接種を機に多く誕生した予約システムですが、サービス終了、企業買収などがあった際には大きくサービスが変わったり、価格が跳ね上がったりすることがあるかもしれません。情報漏洩など過去に事故がないか、顧客データを扱う上で、安全性は保たれているか、こうした点はしっかり見ておくべきでしょう。

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最後に

以上、RESERVAとyoyakul.jpの比較記事でした。欲しい機能や利便性に応じて予約システムを選ぶと、業務の効率化や集客率アップの効果を感じやすいでしょう。予約システムの導入を検討している人は以下の記事も参考にしてみてください。